(東京から引っ越してきた人の作った京都小事典)
一日乗車券
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「一日乗車券」カード
(バスや地下鉄に乗るときに使う)
は便利であるが、課題も多い。
特に
その日の2回目の「バス降車」が難しい
。課題に重きを置いて説明しておきたい。
お詫び
令和6年(2024)3月末
を以て「市バス・京都バス一日乗車券カード」は
利用停止
となります。ただし「地下鉄・バス一日券」は利用できますので、本ページは「地下鉄・バス一日券」を対象にしているとしてお読みください。
どういう場合に使うと良いか。
1100円で1日乗り放題なので
1日に5回以上バスに乗る日
にはお得になります。
地下鉄も乗り放題なので、地下鉄にも乗るなら
さらにお得
になります。
したがって観光客でなくても、市民もその日の行動を考えてこのカードを使うようにしています。
どこで買えるか。
市バス・地下鉄関連の案内所、営業所などで買えます。京都に着いたら、JR京都駅中央口バス乗り場右手の「バス総合案内所」で買うのが手軽です。
1枚ごとに「市バス観光マップ」も無料でもらえます
(料金の内数)
。
しかし何枚まとめ買いしても割引はありません。
地下鉄・バス一日券
1日に何回も乗る日
には絶対にこれ。“安く乗れるカード”はこれだけになってしまった。
市バス・地下鉄以外にも、京都バス、京阪バス、西日本JRバス
(一部路線を除く)
にも乗れます。
「バス利用のとき」どう使うのか。これが少しややこしい
(「地下鉄」は改札機を通せばよいだけ)
。
その日の1回目の使用のときは、通常のカードと同じでよい。すなわち降車時に「カード読み取り装置に挿入」すればよい。
このとき「カードの裏面に日付が印字される」。
これがその日のみ有効という「しるし」になる。
2回目以降のカード使用のルールが曖昧
になっている
(現場(この場合運転手)に任されている)
。
原理的には1回目と同じように挿入すれば、機械が日付をチェックしてくれる
(日付が異なっていればエラーになる)
ので、これが基本的に適切な使い方と言える。
ところが「機械の処理時間が長い」ため、
混雑時には降車客を早く捌くために
「
運転手が目視チェック
しようとする」。ここから課題が膨らむ。
目視チェックしたいため、運転手はカード挿入口を手で塞いで、「一日乗車券の人はカードの日付を見せてください」と駅ごとに車内放送する
(このアナウンスもうるさい、過剰騒音)
。
ところが観光客はカードの「どこに日付があるかわからない」ので、降車時にオタオタする
(表面を見せたり、運転手の隙を狙って装置に挿入したり、結果的に降車客を早く捌けない)
。
そこで運転手はさらに駅ごとに車内放送で「裏面を見せてください」と怒鳴る
(さらに騒音は増え、降車時間は長くなる)
。
京都市交通局が
「表面に日付を印字するシステム」にしておけば、多少混乱は防げたと思う
。
こういう運転手に遭遇したら「カードの裏面を見せて降りる」のが生活の知恵
のようだ
(どちらが裏面か事前学習しておく必要がありますが)
。
その他の注意事項
乗車可能範囲は「均一区間内のみ」です。
「区間外→区間内」または「区間内→区間外」に乗るときは「区間外の料金のみ」降車時に現金で追加支払いすればよい。
「多区間系統路線」に乗車するときは、他のカードと同様で
乗車時にも「カード読み取り装置に挿入する」
。
2021年10月、
1100円
に値上げされました。これからも値上げがあるかも
(
このへんHPのメンテナンスも難しい
)
。