（京都の寺社−今昔−写真比較）

高桐院 　　　　　　　　　　(INDEX：索引へ)

• 正式名称・宗派：（臨済宗大徳寺塔頭）高桐院
• 開基：慶長７年(1602)細川忠興（三斎）が叔父の玉甫紹�j（ぎょくほじょうそう、大徳寺第１３１代住持）を開山として創建する。正保２年(1645)83歳で没した三斎が遺言により高桐院に埋葬され、以後細川家の菩提寺となった。
• 住所（昭和４０年代の表記）：北区紫野大徳寺町
  • 交通の便：市バス２０５番など「建勲神社」下車（徒歩10分）
• 特記：通称楓の庭と呼ばれる本堂の前の庭は簡素ながら趣がある。一面の苔地の中、奥まったところに一基の灯籠のみが据えられている。紅葉でない時期も枝の伸び方が優美で、観賞に値する。
  庭に降り路地を下っていくと、鳳来・松向軒などの茶室があり、途中一段低く掘り下げた中に三斎好みの「袈裟形の手水鉢」を見ることができる。
  本院の入口から庫裡への道は楓に囲まれた石畳になっており、折れ曲がるたびに美しさを感じる。
• 関連する東山三十六峰：なし　　　　公式サイト：なし

建物	昭和４０年代	現在
（撮影年月日）	１９７１−３	２００７−９−１１
「楓の庭」
比較（コメント）	紅葉でない時期は緋毛氈の「赤」が目立つ	同左　　苔も増えた
（撮影年月日）	１９７１−３	２００７−９−１１
「袈裟形の手水鉢」
比較（コメント）	拝観料７０円（一括巡礼クーポン券４００円）	樹木が増えて同じ角度の撮影はできなくなった

竜源院「阿吽の石庭」 １９７１−３撮影	２００７−９−１１撮影