37.文屋朝康

ふんやの あさやす 上の句順 下の句順 (INDEX)


しらつゆに  かせのふきしく  あきののは  つらぬきとめぬ  たまそちりける
白露に 風のふきしく 秋のゝは つらぬきとめぬ 玉ぞちりける
白露に 風の吹きしく 秋の野は 貫きとめぬ 玉ぞ散りける

■親族歌人  文屋康秀の子

■歌について
寛平后宮歌合と是貞親王歌合に見られる。
■出典
後撰集秋中
■作者略歴
生没年未詳。大舎人允になったこと以外全くわからない。貞観(859)の頃から延喜(901)の頃の人であるらしい。 3首のみ記録に残す。