(東京から引っ越してきた人の作った京都小事典)
七条
(INDEX:索引へ)
「七条」の読み方は難しい。
「しちじょう」が一般的のようですが、市バスの運転手は「ななじょう」とコールする。
でも市民は「ひっちょう」と読みます。
- 京都の交通機関の駅名はすべて「しちじょう」となっている。
- 京阪電鉄、京都バス然りである。
- 一部に「しちじょう」は「四条(しじょう)」と間違えやすいとの声があったのか、「ななじょう」と言ったらどうかとの意見があったらしい(多分京都の人からではないと思いますが)。
- こんなことから「ななじょう」という言い方も現れ始めた。
- 市バスはユニークである。
- バス停留所の表示は「しちじょう」。
- 車内案内は「ななじょう」としている。
バス停の表示は「しちじょう」です。
- 地元「京都銀行」も態度を鮮明にしていない。
- 「七条支店」は「しちじょう」、「西七条支店」はにし「ななじょう」と使い分けている。
- 蛇足ながら四条についても同様で、「四条支店」は「しじょう」、「西四条支店」はにし「よんじょう」としている。
- 地元の人はこんな違いは気にしていない。「しちじょう」とも「ななじょう」とも言わない。「ひちじょう」または「ひっちょう」である。昔から「通り名わらべ唄」でも「ひっちょう」と唄っている。
- 間違え対策であるのなら、四条は「しじょう」、七条は「ひっちょう」に統一する方が、京都らしくていいと思うのだが、いかがであろうか。
- 「条」のローマ字表記も最近様相が複雑化している。
- ヘボン式が一般的で「jo」と書いてあることが多い。
- 内閣訓令式では「zyo」となるが、この書き方はあまり見られない。
- ところが最近は変な記法が見られる。「jyo」と書くのである。どこからこんな書き方が始まったのだろうか。
- スーパー「フレスコ」、京都駅−東山七条間を運行しているセレモニー観光の「プリンセスラインバス」など。