(東山三十六峰ハイキングコース)
如意ヶ岳−中尾山
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東山三十六峰の盟主、大文字に登る快適なハイキングコースです。
大文字火床からの眺望は東山三十六峰ハイキングコースの中で一番。気持ちが晴れ々々します。
- 出発点
- 霊鑑寺
- 市バス5番、204番など「真如堂前」から歩くのが便利だと思います。
- もう一つ手前の「東天王町」でも大丈夫です。
- コースの説明
- 霊鑑寺右側(南側)の細い急な坂道を進みます。息を切らせて急坂を登り切った波切不動尊の先で談合谷に入ります(談合谷路)。始めは深い杉木立ですが、道は明確です。やがて出てくる楼門の滝の俊寛僧都忠誠之碑を越えて進めば大文字四辻(右の写真)に出ます。左へ折れればすぐに如意ヶ岳(大文字山)山頂に着きます。よく知られた道なので特に案内は不要と思います。山頂からは南方面が開けているだけなので、長い休憩には向きません。
- 大文字山を縦走する感じで、西へ下りる道を進みます。道はしっかりしているので、気持ちよくかつ早く歩けます。大文字火床まで下りる必要はないのですが折角ですから火床まで下りましょう。やがて目の前が急に開けます。ここが大文字火床です。(参考までに)ここから視線を斜面に向けると、すぐ下に松の木が散在する平地が見えます(右の写真)。そこが善気山頂です。
- 中尾山へ行くには、一旦大文字山の方へ戻ります。すぐにちょっとした鞍部があり、左手の松に赤マーク(ペンキ)が付いています(右の写真、見過ごさないように)。このマークに沿って北へ下りていきます。山岳ランニングに使っているらしく、思った以上にしっかりしています。ただし標識はありません。道なりに北へ進めば尾根の登山道に入り、やがて中尾山に出られます。このコースの最も難解な箇所です。
- 中尾山からは中尾山を縦走する感じで、さらに尾根の登山道を北へ進むのが良いハイキングコースです。やがて左手に出てくる「銀閣寺へ」という標識から急坂を西へ下ります(右の写真)。この道は保有林の境界になっているようで急斜面ではあるが、マークはしっかりと付いています。途中標高220mのピークに出ます。そして最終的には銀閣寺北の「京都朝鮮中高」の脇(大文字登山道入り口の駐車場脇の保安林)に出ます。後は道に沿って歩けば銀閣寺です。ここが本コースのゴールです。
- コースのポイント
- 桜の時期、楼門の滝では静かな花見ができます。こっそりお教えしました。
- 大文字火床は誰でもが大休止するところです。お昼にはもってこいの場所です。ただし混雑で良い場所がとれないこともあります。
- 中尾山からの下山路、途中に出てくる標高220mのピークは、とてもも気持ちの良い場所です(右の写真)。是非休憩したい。
- 終着点
- 銀閣寺
- 「銀閣寺道」で、5番、100番バスに乗れば京都駅へ帰れます。204番に乗れば烏丸丸太町へ出られ、そこから地下鉄南北線に乗ることができます。バス路線はこの他にもあります。
- 銀閣寺周辺は完全な観光地です。早めに離れるほうが賢いでしょう。少し離れれば静かな浄土寺地区で楽しむ場所はたくさんあります。探索の価値ありです。
- バリエーション
- 逆コースも問題ないですが、中尾山への登山路が見つけ難いのが難点です。
- 中尾山への赤マーク(ペンキ)が見つけられなかった場合は、銀閣寺近くまで下りて、中尾山の「登山ルート」に示したとおり、堰堤左脇から谷筋を詰めていけば、尾根の登山道へ出られます(下の略図、青線で示しました)。
- 上のバリエーションで銀閣寺近くまで下りたついでに、多くの人が下りて行くのに付いて行けば、下の略図上のコース(黒破線)になるので、簡単に銀閣寺に出られます(中尾山をスキップします)。エスケープルートとして使えます。
- コース略図 (国土地理院の地図)