(東山七越えハイキングコース)

如意(にょい)越え                (INDEX:索引へ)


東山三十六峰の主峰「如意ヶ岳」を越える山道です。昔の道跡が多く残っています。
古の「如意越え」とほぼ同じコースです。
しかし現在は「如意ヶ岳」を越えることはできません。それでも今でもこの道は「東山七越えの王道」です。

区分地点標高
(m)
説  明写  真
始点近江神宮104
(標)
天智天皇が造営した近江宮(大津京)跡にある「近江神宮」をスタート地点とするのがよさそうです。

近くには大津錦織遺跡が多く残っています。さらに宇佐八幡宮もあり、古き時代の匂いが強く感じられます。
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柳川263
(標)
近江神宮から南に進むと「柳川」が流れています。この川を遡行すると、如意ヶ岳に登れます。

暫く舗装道を遡行していくと、右の写真のような分岐に出合います。

今は、西大津バイパス、団地、皇子山カントリークラブなどの開発が進み、古の道は完全に破壊されています。

近くには長等山(351m)もあり、古の道は長等山を巻いていたと思われますが、今は想像すらできません。
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比叡平南371
(標)
柳川の分岐から右の山道に入ると、かなり荒れた道が続きます。

悪路に負けずどんどん西へ登っていくと、30分程で比叡平団地南端にある舗装道に出ます。右の写真で言うと、舗装道の左手の「不法投棄禁止」の立札の辺りに出ます。とてもわかりにくい地点です。
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池谷地蔵392比叡平南からは舗装道を南に、道標に従って進めば、すぐに池谷地蔵に出ます。

本来なら如意ヶ嶽山頂(472m)を越えて京都へ出たいのですが、上述の開発のせいでしょうか、長等山から皇子山カントリークラブを越える道が破壊されていて如意ヶ嶽山頂へは出にくい。かつ現在、如意ヶ嶽山頂は運輸省大阪航空局の航空無線塔に占拠されていて、山頂は越えられない。

ということで今回のルート設計では、如意ヶ嶽山頂越えは諦めざるを得ませんでした。
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最高
地点
大文字四辻421池谷地蔵からはいろいろなルートがありますが、すべて如意ヶ岳三角点(大文字山と呼んでいる)に向かっています。

途中「雨神社」に立ち寄るのが私のお薦めです。

ショートカットする意図はないですが、如意ヶ岳三角点(大文字山)のすぐ下にある「大文字四辻」(右の写真)に出て、京都に出ることにしたい。
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終点霊鑑寺88
(標)
「大文字四辻」を左(西)の方へ下りると、東山三十六峰ハイキングコースのルート5「如意ヶ岳−中尾山(a)」に入ります。道は明確です。途中、楼門の滝の俊寛僧都忠誠之碑(右の写真)、談合谷、波切不動尊を過ぎていきます。

最後の急坂(舗装)を下ると、霊鑑寺南側へ出ます。最終的には、市バス5番、204番などの「真如堂前」停留所に出ることになります。
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