(京都の寺社−今昔−写真比較)
三千院
(INDEX:索引へ)
正式名称・宗派
:魚山三千院/天台宗
開基
:延暦年間(782-806)伝教大師が根本中堂を建立のとき東塔南谷に一宇を構えたことに始まる(往時、円融房、円徳院と称した)。元永元年(1118)堀河天皇の皇子最雲法親王が梶井に入室されて以来、天台三門跡の一つとなった(梶井門跡)。大原の地にあった政所を明治4年(1871)梶井門跡の本殿と定め、三千院と号するようになった。
住所(昭和40年代の表記)
:左京区大原来迎院町
交通の便:京都バス16番など「大原」下車(徒歩15分)
特記
:なんと言っても杉木立の中に建つ
往生極楽院(重文)、ここに安置されている阿弥陀三尊(国宝)
(久安4年(1148)の銘がある)に極楽浄土を感じる。
呂川
にかかる石橋、石垣の間に開く表門、これらを囲む楓の木々など周辺にも歩き処も多い。
関連する東山三十六峰
:なし
公式サイト
:
三千院
建物
昭和40年代
現在
(撮影年月日)
1966−10−11
2007−9−14
宸殿から見る「
往生極楽院
」
比較(コメント)
拝観料150円
「腰掛け禁止」の制札ができました
拝観者の行儀が悪いためか
(撮影年月日)
1971−11−8
2007−9−14
往生極楽院
から見る「宸殿」
比較(コメント)
往生極楽院の回廊に出ることが
できなくなったため視覚が変わった
◆◆◆ 三千院のさらに奥、「古知谷」に「阿弥陀寺」があります。参考までに
「古知谷の阿弥陀寺」の昔の写真
もいくつか掲載しておきます。 ◆◆◆・・・
このページのトップへ
正式名称・宗派
:光明山法国院阿弥陀寺/浄土宗(通称:古知谷阿弥陀寺)
住所
:左京区大原古知平町
特記
:慶長14年(1609)弾誓上人の開基。普通は
三千院
から
30分近く歩く
しかない。参道に
樹齢800年
以上の
楓があり、紅葉
は素晴らしい。堂宇は再建らしい、阿弥陀如来坐像(重文、鎌倉時代)がある。
本堂前の紅葉
ともに1971−11−8撮影
いかにも山寺らしい参道
江戸時代の
古知谷阿弥陀寺
(都名所図会、安永9年(1780)、国際日本文化研究センター/データベース)