(京都の寺社−今昔−写真比較)
東福寺
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正式名称・宗派
:慧日山東福寺/臨済宗東福寺派大本山(末寺約360)
開基
:嘉禎2年(1236)藤原(九条)道家が発願してから十七年を費やして、建長7年(1255)聖一(しょういち)国師を開山として創建された。東大寺と興福寺の各一字をとって寺名とした。戦乱・火災などで多くの堂宇を焼失したが、今なお広大な境内と多くの塔頭を維持している。
住所(昭和40年代の表記)
:東山区本町十五丁目
交通の便:市バス202番など「東福寺」下車(徒歩10分)
特記
:
三門
(国宝)、禅堂・東司・浴室・愛染堂・
六波羅門
・月下門(重文)、
通天橋、開山堂
などが有名。洗玉澗に架かる通天橋周辺の紅葉は「唐もみじ」と呼ばれる三ツ葉もみじ(普通は五葉)で、洛東南部随一の紅葉の名所になっている。
実際の山
:
慧日山(192m)
関連する東山三十六峰
:
恵日山
公式サイト
:
東福寺
建物
昭和40年代
現在
(撮影年月日)
1971−3
2007−8−9
2003−11−24
「
通天橋
」
比較(コメント)
洗玉澗がよく見える
通天橋拝観料100円
季節の違いか、橋桁さえ見えないほど
三ツ葉もみじが伸びている
紅葉の頃はこんな風に見えます
観光客も溢れています
(撮影年月日)
1971−3
2007−8−9
「
開山堂
」から見る北庭
比較(コメント)
市松模様の白砂の庭園が清々しい
清々しさはまったく変わっていない
樹木が生長したくらい
◆◆◆ 昔と「同じ角度」の写真はないのですが、「現在の写真」もいくつか掲載しておきます。 ◆◆◆・・・
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「
三門
(国宝)」(正面から)
「
三門
(国宝)」(左斜め下から)
「
六波羅門
」(本坊伽藍の最南端にある重文、鎌倉時代六波羅探題の遺構とも)
◆◆◆ 東福寺の塔頭の一つである
「龍吟庵」の「現在の写真」
も掲載しておきます。 ◆◆◆・・・
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正式名称・宗派
:(臨済宗東福寺塔頭)龍吟庵(りょうぎんあん)
住所
:東山区本町十五丁目
特記
:【川勝には】「堰月橋を北へ渡った所にある竜吟庵には、現在
最古の方丈
(国宝)がある」とある。
正応4年(1291)創建、東福寺第三世住持、無関普門(大明国師)の住居跡で、東福寺塔頭の第一位に置かれる。表門、庫裡は重文。通常11月にのみ一般公開される。
「
龍吟庵方丈
(国宝)」の庭は現代の名手「重森三玲」の作)
◆◆◆ 東福寺の塔頭の一つである
「芬陀院(通称:雪舟寺)」の「今昔写真」
も掲載しておきます。 ◆◆◆・・・
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正式名称・宗派
:(臨済宗東福寺塔頭)芬陀院(ふんだいん、通称:雪舟寺)
住所
:東山区本町十五丁目
特記
:【川勝には】記載がない。
元亨年間(1321-)一条経通が父の追善のために創建。開山は定山祖禅。方丈の南庭は(関白一条兼良から「亀の絵」の作画依頼を受けていた)
雪舟
(等楊、1420-1506)が作ったと伝えられる。東庭は「重森三玲」の作で、共に「鶴亀の庭」。
公式サイト
:
芬陀院
東庭(重森三玲、1971−3撮影)
同(2007−8−9撮影)
南庭(雪舟、1971−3撮影)
同(2007−8−9撮影)
「表門(「桃華殿好庭園 雪舟作」との石標がある)」
(「桃華殿」は一条兼良を指す)
「庫裡(唐破風が付いている)」
(左も、2020−7−1撮影)