70.良暹法師
りやうぜん 上の句順 下の句順
(INDEX)
| さひしさに |
やとをたちいてて |
なかむれは |
いつくもおなし |
あきのゆふくれ |
| さびしさに |
宿を立出て |
詠むれば |
いづくもおなじ |
あきのゆふぐれ |
| 寂しさに |
宿を立出て |
詠むれば |
いづくも同じ |
秋の夕暮 |
- ■歌について
- 秋の夕暮れを詠んだこの歌に、定家は新古今的寂寥を感じていたらしい。
- ■出典
- 後拾遺集秋上
- ■作者略歴
- 997?ー1065?、父祖ともに未詳。祇園別当を勤め、素意法師・橘俊綱らと交わる。京都大原雲林院(紫野にあった雲林院は永観元年(983)大原に移された)に住んだ。