「Ver 1.1」が最新です。 更新日:98/12/05
1.はじめに(どんなソフトウェアかというと)
Windows 3.1 / 95 / 98 で動く「PC・プラネタリウム」です。
(1)最小限の機能をもつ「PC・プラネタリウム」と考えてください。
A.約530個の恒星が半球面上に見えます。
(a)恒星の等級(一等星,・・・)ごとに大きさを変えています。
(b)恒星の温度ごとに色を変えています。
B. 8個の惑星(水星〜冥王星)も見えます。
C. 1個の衛星(i.e.月)も、満月、半月、三日月の3区分で(新月は非表示)見えます。
D. 8個の流星群が見えます(方角、時期をうまく選ばないと見えません)。
(2)日周運動ができます(まあ最近の プラネタリウム・ソフトウェア では当たり前の機能ですが)。
(3)色を カスタマイズ できます。
プラネタリウム 画面の構成要素は、すべて カスタマイズ できます。
まったく他の人とは違った画面構成にすることもできます。
(4) 星座説明機能が付いています。
約 100 万文字の説明文が付いているので、天文に初心の人(特に子供)に適しています。
(5) 観測位置の選択が容易になっています。
観測位置の経度、緯度を調べるのも結構面倒です。
代表的な都市または場所はメニューに組み込んであります。
(6) 昼でも夜のように恒星、惑星を観測できます。
実態とは合わないが、天体の勉強としてはこの方が好ましいでしょう。
強敵の「Stella Navigator for Windows」(\12,800)には、遥かにかないません。
これに対する僅かな強みは、無償であることぐらいでしょう。
まあ簡便な ソフトウェア ということで、ご利用ください。
多少は、天体の勉強になります。
2.ダウンロ−ド
次のボタンをクリックすると、ダウンロ−ドできます。
3.最初に表示される画面 使い方の詳細
A.起動すると、無条件に「その時刻の東京の北の空」が表示されます。 昼間に起動しても、あたかも夜の如く表示されます。 暗くなくても、いつも恒星、惑星の位置を計算して、該当する方角に表示します。 これが本 プラネタリウム の「特徴(良いか悪いかは別にして)」です。 天体の勉強としては、いつも表示する方がわかりやすい。 (実世界では、夜でも曇っていれば星は見えません) B.プラネタリウム画面は、次のように表示されます。 (1) まず、惑星を表示します。 惑星の識別は色で行ないます。その対応関係については、次のとおりです。
水星 | :水色 | 金星 | :黄色 | 火星 | :火星 |
木星 | :緑色 | 土星 | :白色 | ||
天王星 | :紫色 | 海王星 | :水色 | 冥王星 | :黄色 |
ただしこれは標準の色で、これらは カスタマイズできます。 海王星、冥王星は、他の惑星と同じ色を使っています。 天王星、海王星、冥王星は遠くにあるので他の惑星に較べて小さく見えます。 標準の色は個人的な イメージ で、惑星そのものの色とは無関係です。 恒星とは違った形の、惑星を イメージ させる記号で表示します。 惑星はかなり大きな長楕円軌道を描いて飛んでいるため、遠くにあるときは 実際には見えません。その方角にあるということを意味しているだけです。 (2) 次に、月を表示します。 月は、三日月、半月、満月の3段階で表示します。 大体の満ち欠けは一致しますが、実際に見える大きさとは一致しません。 (3) その後、恒星を表示します。 一等星は一番大きく、二等星、三等星と順に小さくなります。 そして四等星以下は最も小さく、表示 サイズ は点です。 したがって「画面上の大きさ=恒星の明るさ」ということになります。 色は、星の表面の温度の違いを表しています。 星の色は温度の順に、「青(50k゚)、白(9k゚)、黄(5k゚)、紫(4k゚)、水色(3k゚)」 となっています(括弧内の温度はだいたいの目安です)。 表示 サイズ の区分、画面上での大きさ、色も、カスタマイズ 可能です。 星座線スイッチ が On になっていれば、星座線をつないで表示します。 星座名スイッチ が On になっていれば、星座の大体の位置にその名前を表示します。 (4) 観測条件情報を表示します。 画面の左上には、「観測日時」を表示します。これは観測位置の地方標準時刻です。 東京を選べば、明石の時刻になります。 どの位置も、経度15度ごとに一律の地方標準時刻を表示します。 画面の右上には、「観測位置の名前」と「その経度、緯度」を表示します。 経度は、-180.0 〜 180.0の間の数値で表示します。西経のとき、マイナス にします。 緯度は、 -90.0 〜 90.0の間の数値で表示します。南緯のとき、マイナス にします。 画面の下には、「観測方角」を表示します。