(東山三十六峰ハイキングコース)
てん子山−修学院山−赤山
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東山三十六峰北部、修学院離宮を廻る快適なハイキングコースです。
思いがけず3山が連結できます。
木々が高いので眺望はあまり得られません。
- 出発点
- 曼殊院
- 市バス5番「一乗寺清水町」から歩くのが便利だと思います。
- 曼殊院への案内は多いので迷うことはないでしょう。
- コースの説明
- まずは曼殊院南の比叡山登山口へ向かいます。曼殊院の南側から山を見る方向へ進めば、大きな地図看板の付いた大きな柵が見つかります。ここが登山口です(右の写真)。この柵は自由に出入りできます。とりあえず比叡山を目指して登ります。比叡山メインルートの1つになっていますから、道は明確です。やがて東山トレイル65番標識に遭遇し、左(北)へ折れると「東山トレイル」に入ります。
- 只管比叡山を目指して東山トレイルを進みます。東山トレイル66番標識を過ぎる頃から道の左手に注意して進みます。「てん子山」への小さな「黄色のテープ」を見つけたら(右の写真)、構わずに斜面を攀じ登ります。直線距離で200m程入った林の中にてん子山の三角点があります(「黄色のテープ」を見逃してもすぐに「赤いテープ」があるので、今度は見逃さずに、西へ入れば山頂に出られます)。
- てん子山からは一旦東山トレイルに戻り、さらに比叡山へ向かって進みます。石鳥居を過ぎ音羽川を渡渉し、やがて東山トレイル68番標識のある分岐点に出ます。分岐を「修学院へ」下りて行くと、「水飲対陣跡」石碑を経て、修学院山へ向かいます。わりとしっかりした道です。なお道なりに進むと「修学院離宮」の柵が出てきます(右の写真)。このあたりが修学院山頂です。山頂は明確ではありません。修学院山を参照してください。
- 赤山へ出るには、「修学院離宮」の柵に沿って西(右)側に下りて行きます。ずうっと柵沿いに下りて行くと、本五号門(標高点(264m)近傍)が出てきて、次に本四号門が出てきます(右の写真)。ここが赤山頂に最も近い場所です。赤山にあるように、赤山には登れません。
- なおも柵沿いに下りていきます。何回か大きく曲がった後、道が明るくなって少し民家が出てくれば、山道は終わりです。結局修学院離宮を一周した形になります。舗装道に出たところで(右の写真)左(南)に折れれば赤山禅院に出られます。
- コースのポイント
- 音羽川の渡渉点(石伝いに渡渉できる)(右の写真)は風光明媚な河原になっています。四季を通じて心地よく過ごせます。お八つをとりながらゆっくり休憩するのが良いでしょう。
- 修学院山、赤山付近はあまりよい休憩ポイントがありませんが、森林浴には適しています。
- 終着点
- 赤山禅院
- 赤山禅院からは、南西へ向かって修学院離宮道を歩けば、白川通へ出ます。
- 白川通の「修学院離宮道」(北)または「修学院道」(南)で、5番バスに乗れば京都駅へ帰れます。204番に乗れば烏丸丸太町へ出られ、そこから地下鉄南北線に乗ることができます。バス路線はこの他にもあります。
- 近くには北山通もあり、おしゃれな店が多くあります。
- バリエーション
- 逆コースもまったく問題ありません。
- 修学院山から柵に沿って南(直進)へ進めば、雲母坂(きららざか)を下りることになります。最終的には音羽川、修学院離宮道に出ます(上項に同じ)。エスケープルートとして使えます。
- コース略図 (国土地理院の地図)