東山三十六峰　各項目の説明 　　(INDEX：東山三十六峰一覧へ)

• 番号
  • 『東山三十六峰を歩く』（京都新聞社、三浦隆夫編）（以下「種本」と略す）による「三十六峰」に付けられた順序番号。

• 山名
  • 種本で呼称されている「三十六峰」の名前。

• 緯度、経度、標高
  • 種本をベースに、いろいろの人の資料・意見も参考にしながら、私の偏見も多々入れて「個々の峰の特定」作業を行った成果としての「三十六峰」の位置を採用した。具体的な「緯度、経度、標高」の値は、以下の「特定方法」の記載どおり。
  • 緯度、経度：（若干古いですが過去の手持ちデータが多いため）日本測地系（Tokyo）を用い、度(dd)分(mm)秒(ss.s)（以下、表示位置精度）表示。秒は小数点以下１桁まで（２桁目で四捨五入、小数点以下は10進表示）。北緯はＮ、東経はＥと略す。
  • 標高　　　　：ｍ表示（小数点以下１桁目で四捨五入）。
  • 本文中の説明で「三角点」について述べるときは次のようにしている。
    • まず国土地理院の「基準点情報」（Internet公開の最新）から「平面直角座標」を入手する。
    • その座標を同じく国土地理院の「世界測地系座標変換プログラムTKY2JGD」で「日本測地系（Tokyo）)」へ変換する。
    • その座標（日本測地系（Tokyo））を利用する。
    • 東山三十六峰周辺の三角点についてはこちらへ。

• 特定方法
  • 「個々の峰の特定」作業の中で、どう特定したかを示している。

    三角点	三角点が峰と見做せる場合	上記方法で求めた三角点の緯度経度、 公開されている三角点の標高を採用
    標高点	標高点が峰と見做せる場合	地形図から読み取った標高点位置の緯度経度、 地形図に記載されている標高点の標高を採用
    種　本	種本に山頂が明記されている場合	地形図から読み取った山頂位置の緯度経度、 地形図から読み取った山頂位置の標高を採用
    独　自	上記以外	私が特定した地点（山頂）について 上と同じ方法で、緯度経度・標高を採用

    
    
  • 標高の精度
    • 国土地理院の「基本図測量作業規程」によれば「三角点の標高精度」は５cm以内と規程されているので三角点の標高はｍ単位で信頼できる。
    • 一方「標高点の標高精度」は地形図の主曲線間隔の１／３以内とされているので、２万５千分の１地形図では３．３ｍ以内、１万分の１地形図では１．３ｍ以内となる。総じて言えば標高点の標高には３ｍの誤差があるものと覚悟しなければならない。
    • さらに「地形図から読み取った点の標高」は等高線から計算され「等高線の標高精度」は地形図の主曲線間隔の１／２以内とされていることから、地形図から読み取った点の標高精度は５ｍの誤差（２万５千分の１地形図で、数値地図を含む）を覚悟しなければならない。
  • 緯度経度の精度
    • 「三角点の位置」は秒の小数点以下３桁まで公開されているので、表示位置精度の範囲では正確である。
    • 一方「三角点以外の点の位置」は（一般には公開されておらず)地形図から読み取るしかないので精度は危うい。原則次の方法で確定させた。
      • 点の確認物が地形図に記載されている場合は（例：標高点、碑、建物）その確認物を地形図から読み取り、標高を基準にカシミールと整合させた。
      • それ以外の点の場合は、実登頂の経験から地形図上の点を特定し、その点を地形図から読み取り、標高を基準にカシミールと整合させた。

• 最高点
  • 上記で特定した峰の近辺に（地形図、数値地図を見て）「より高い場所」がある場合、より高い標高（地形図、数値地図の標高）を示す。
  • 「標高」欄に示した値より高い地点がある場合：その地点の標高をｍ表示。
  • 「標高」欄に示した値と同じまたは低い場合　 ：----

• GPSによる測定
  • 実際に登頂したときに手持ちのGPSで測定した値。
  • 「登頂できない山」の場合は欠測とする。
  • 手持ちGPSの精度についてはこちらへ。

• 評価
  • 後述する「独断評価」の総合点。

• 読み
  • 種本で呼称されている山名の読み。
  • 種本に「読み」の記載がない場合は「通称されている読み」をあてはめた。

• 関連仏閣神社
  • 多くの場合「三十六峰」は仏閣神社に関連しておりその場合、仏閣神社名。
  • 関連する仏閣神社はないがそれに近いものがある場合、括弧つき表記とした。
  • 関連する仏閣神社がない場合、「なし」とした。

• 別名
  • 別名（営林局）
    • 『東山国有林風致計画』（大阪営林局）で呼称されている山名。
    • 「山名」と一致する場合「----」とした。
  • 別名（他）
    • その他、通称されている山名。
    • 別名がない場合「----」とした。

• 登山ルート
  • 標準的と思える「登山ルート」を示す。
  • その他「備考」も示す。

• 独断評価
  • 発見難易度：頂上発見の難易度。難しいほど点数が高い（最も簡単な山は最低の１点、難しい山が５点：登頂できない山も５点）。
  • 登頂体力度：登頂のための体力。きついほど点数が高い（軽装ハイキング程度が３点）。
  • 頂上眺望度：頂上からの眺望。眺望が良いほど点数が高い（眺望がない山は最低の１点）。
  • 山行愉悦度：山歩きとしての楽しさ。楽しいほど点数が高い（前後のアプローチで評価した）。
  • 総合点：楽に頂上に到達できて＆登って楽しいという観点から上記４項目の単純平均をとった）。「苦労対満足度」のような指標と考えてもよい。ただし点数は少なく苦労はするけれど登って良かったという山もあります。ご自分で確かめるのがよいでしょう。

• その他
  • リンク：該当する仏閣神社・店舗・施設など自らが発信しているHPへのみリンクさせていただきました。