(東山三十六峰ハイキングコース)
一乗寺山−瓜生山−茶山−北白川山
(INDEX:索引へ)
東山三十六峰北部の裏山4つを縦走する静かなハイキングコースです。
東山にはこんなに気持ち良い道が多く隠れています。
- 出発点
- 一乗寺下り松
- 市バス5番「一乗寺下り松町」から歩くのが便利だと思います。
- もう一つ先の「一乗寺清水町」でも大丈夫です。
- コースの説明
- まずは円光寺を目指します。白川通から東へ入って、詩仙堂、曼殊院を目印に進めば、円光寺は見つかります(いざとなれば人に道を聞けばよい)。円光寺の前の道を少し南へ下がったところに、東に入る細い道があって、その道角に「小谷地蔵尊道」の道標が立っている(右の写真)。この細い道を東へ進めば一乗寺山へ向かいます。
- この細道はあまり綺麗でなく湿気っぽいので気持ちよくないですがしばらく辛抱して進みます。すぐに左へ開けた道が出てきますが(右の写真)、これは無視して直進する(やや右の暗い道へ入る)と、急斜面にロープが取り付けられています。この急斜面を登り切れば、あとはマークの付いた道になり、マークどおり登れば、20〜25分で一乗寺山頂に着きます。
- 一乗寺山を縦走する感じで、南へ下りる道を進みます(右の写真)。しばらくなんの印もない道ですが、道はしっかりしています。人気のない静かな良い道です。やがて左手に地蔵谷への分岐が出てきます(「北白川史跡と自然の道」として整備されている)が、これも曲がらず直進すると、すぐに瓜生山に出ます。山頂の社殿の裏に急に飛び出た感じがします。
- 瓜生山も縦走する感じで、登ってきたのと反対側の(西へ下りる)道を進みます。この道は瓜生山のメインルートだけあって非常に明確ですが、茶山へ行くにはメインルートから外れなければなりません。「白幽子厳居之跡」の標識を過ぎて、狸谷不動尊から続く三十六童子に出会う前に、南へ下りる道があります。この分岐標識には南へは進めないように記されています(×印が書かれている)が、これを無視してこの道を降りていきます。かなりの急坂が続きますが、危険箇所にはロープが取り付けられています。坂を下り切った後、何回かアップダウンを繰り返すと、茶山・瓜生山の三叉路に出ます(右の写真)。この三叉路にもなんの印もないので、茶山にある写真、またはGPSを持たない限り、三叉路の判断がつかないでしょう。このコースの最も難解な箇所です。三叉路さえわかれば、ここを左に折れて、15mほど南へ行ったところが茶山頂です。
- 北白川山へ行くには、茶山を縦走する感じでさらに南へ進みます。やがて出てくる左手のコンクリート塀・フェンス(右の写真)に沿って行けば、御嶽大神社殿(北白川教会)になります。そのすぐ先が北白川山頂です。山頂からは白川、浄土寺の町並みが見えます。
- 北白川山からは石段を下りて行けば北白川山ノ元町の住宅街に出ます(右の写真)。バブテスト病院の方へ出ることもできます。いずれにしても下りてから、西へ進めば白川通へ出ます。だいたい「北白川別当」あたりに出ることになります。ここが本コースのゴールです。
- コースのポイント
- 瓜生山頂は開けていて大文字山・比叡山が見えます。ハイカーも多く、このコースの中ここだけは賑わいます。お昼をとるならここが良いでしょう。
- 裏山ハイキングで全般に静かです。そんな気分に浸りたいときには絶好です。右の写真は、瓜生山から茶山への下山路から見える洛東の街。
- 終着点
- 北白川別当
- 白川通で、5番バスに乗れば京都駅へ帰れます。204番に乗れば烏丸丸太町へ出られ、そこから地下鉄南北線に乗ることができます。バス路線はこの他にもあります。
- 近くには御蔭通もあり、おしゃれな店が多くあります。
- バリエーション
- 逆コースも問題ないですが、やや道が分かり難くなる、瓜生山への登りが急になる、などの難点があります。
- 茶山にあるように茶山・瓜生山の三叉路からゴルフ場の方向に下りて行けば、京都芸術大学に出られます。エスケープルートとして使えます。
- コース略図 (国土地理院の地図)