(京都の寺社−今昔−写真比較)
醍醐寺
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正式名称・宗派
:醍醐山醍醐寺/真言宗醍醐派総本山(末寺約870)
開基
:貞観16年(874)理源大師聖宝が上醍醐山上で地主横尾明神の示現により醍醐水の霊泉を得、小堂宇を建立、准胝・如意輪の両観音像を安置したのに始まる。その後、醍醐・朱雀・村上三帝の信仰があり、延喜7年(907)
醍醐天皇
の御願による薬師堂が建立され、上醍醐の伽藍が完成した。さらに下醍醐の伽藍建立が計画され、天暦5年(951)
五重塔
(現存)が落成し、下伽藍も完成をみた。
応仁の乱などで多くの堂宇が焼失したが。豊臣秀吉の醍醐の花見を機会に再建された。
住所(昭和40年代の表記)
:伏見区醍醐伽藍町
交通の便:市営地下鉄東西線「醍醐」下車(徒歩10分)または京阪バス22番など「醍醐三宝院」下車(徒歩2分)
特記
:下醍醐には国宝も多く
五重塔、金堂
(豊臣秀頼が秀吉の遺志を継いで紀州湯浅の満願寺本堂を移築したもの)は平安時代の息吹を感じる。
三宝院
については
以下へ
。
上醍醐
(
西国第十一番札所
にもなっている)まで是非登って欲しい。
薬師堂
(国宝)、開山堂(重文)、如意輪堂(重文)、
清瀧宮拝殿
(国宝)が見られる。疲れたら
醍醐水
が喉を潤してくれる。
実際の山
:
醍醐山(=開山堂、454m)
、深雪山と言われることもある。
関連する東山三十六峰
:なし
公式サイト
:
醍醐寺
建物
昭和40年代
現在
(撮影年月日)
1966−10−10
2007−11−2
「
五重塔
」
比較(コメント)
境内拝観料は無料だったと記憶している
現在は拝観料600円
(撮影年月日)
1972−10−8
2007−11−2
「
金堂
」
比較(コメント)
今でも僧侶はこのように勤行しています
金堂前の石灯篭がなくなっている
◆◆◆ 昔と「同じ角度」の写真はないのですが、
上醍醐
の「現在の写真」もいくつか掲載しておきます。 ◆◆◆・・・
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「
薬師堂
」(国宝、2024−5−25、撮影:宮下)
「
清瀧宮拝殿
」(国宝、2024−5−25、撮影:宮下)
◆◆◆ 醍醐寺の塔頭の一つである
「三宝院」の「昔の写真」
も掲載しておきます。 ◆◆◆・・・
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正式名称・宗派
:(真言宗醍醐寺塔頭)三宝院
開基
:慶長3年(1598)豊臣秀吉が醍醐の花見の折に再興した。以前あった金剛輪院は応仁の乱で焼失し、その地に「古くからあった三宝院」の名を付けて再興した。今残る殿舎は当時造営されたまま。
住所(昭和40年代の表記)
:伏見区醍醐東大路町
交通の便:醍醐寺に同じ。
特記
:
三宝院
は桃山時代の豪放さを感じる庭園が有名(
藤戸石
が目を引く)。檜皮葺きの
唐門
、表書院は国宝。
公式サイト
:
三宝院
1966−10−10撮影
池泉庭園:拝観料100円
いつの頃からか撮影禁止となった
2007−11−2撮影(表なら)
三宝院「
唐門
」:五七桐と菊の御紋