若王子山
(INDEX)
独断評価 | 発見難易度 | 登頂体力度 | 頂上眺望度 | 山行愉悦度 | 総合評価 |
5点満点 | ★★ | ★★ | ★ | ★★ | 2.6 |
- 山頂の特定(地図)
- 新島譲・徳富蘇峰らの墓が並ぶ山上の「同志社墓地」は広く平坦になっており、どこを山頂にすべきか特定は難しい。
- 同志社校祖に敬意を表して「新島譲の墓」のある地点を山頂と見做すことにしたい。
- ただしピーク性はなく、とても山(山頂)とは思えない。
- 登頂記録
- 「東山三十六峰特定」を意識してからの初登頂は、H07-10-22。
- このときは「登山ルート」のとおり『若王子神社』から登った。
- その後、南禅寺山へ向かった。
- 若王子山
- 一言で言えば南禅寺山の手前に折り重なるように見えるなだらかな山。
- 山上に同志社墓地を持つ。
- 南禅寺山に隣接し過ぎて独立峰とは見にくい。
- 南禅寺山とは直線距離で約120mで、東山三十六峰の中で最も近接した山になっている。
- 東山三十六峰の近接関係を参照ください。
- 山麓には『若王子神社』があり、若王子神社を抱えることから「若王子山」と呼ばれた。
- 名前のとおり「鹿ケ谷若王子山町」にある。
- 若王子神社(にゃくおうじ、正式には「熊野若王子神社」)
- 永暦元年(1160)後白河法皇が熊野権現を勧請した「京都三熊野の一つ」。「正東山若王寺」であったが、明治4年(1871)の神仏分離令により神社のみが残った。「若一王子(にゃくいちおうじ)」とも呼ばれる。
- 昔は「にゃこうじ」と読んだらしい。
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熊野らしく梛(なぎ)の木が残っている |
若王子神社社殿 |
境内にある「恵比須殿」 |
- 近くの仏閣神社
- 永観堂
- 貞観5年(863)清和天皇より鎮護国家の道場として勅額を賜い、真紹が禅林寺を創建。往時東寺真言宗。現在は浄土宗西山禅林寺派の大本山(末寺約370)。無量寿院禅林寺永観堂が正式名称。山号は聖衆来迎山。
- 「もみじの永観堂」として秋には大行列ができる。
- 7代住職永観(ようかん)律師の逸話のある「見返り弥陀」で知られる阿弥陀如来像(重文)が本尊。
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紅葉の「永観堂」(見えるのは多宝塔) |
「永観堂山門前」(ここまでなら無料) |
人気の日の出うどん |
- 近くのグルメ
- 日の出うどん
- カレーうどんの美味しい店。種類も多い。辛さも指定できる。「全部入り」がお薦め。
- 地元タクシー運転手御用達の店。
- 雍州府志・東山国有林風致計画での記述
- なし
- 雍州府志にも東山国有林風致計画にも「若王子山」の名前は出てこない。
- 東山国有林風致計画には「椿ヶ峯=若王子山」との記載があるが、南禅寺山に近いこともありどちらかと言えば「若王子山=南禅寺山」と比定する方がよい。
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若王子山上の「同志社墓地」 |
山頂と見做した「新島譲の墓」 |
若王子神社前の分岐 |
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「若王子神社」からの山道 |
永観堂塀越しに見る若王子山(右:南禅寺山) |
広道橋から見る若王子山(左)南禅寺山(中) |