(京都の寺社−今昔−写真比較)
東寺
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正式名称・宗派
:八幡山教王護国寺/東寺真言宗総本山(末寺約150)
開基
:『東宝記』(南北朝時代に成立した東寺の記録書)によれば延暦15年(796)藤原伊勢人が造寺長官(建設工事責任者)となって建立したとある。やがて真言宗僧が常住するようになり、弘仁14年(823)
空海
が嵯峨天皇から東寺別当に任じられ、天長2年(825)新たに教王護国寺と命名して空海を初代とする真言宗の東寺が発足し真言密教の根本道場として栄えた。戦火に遭遇し、現在の大師堂(国宝)は康暦2年(1380)、金堂(国宝)は慶長11年(1606)、五重塔(国宝、
5代目
)は寛永21年(1644)の再建である。
8世紀末、平安京正門近くに建てられた
羅城門
、
西寺
は、今は跡を残すのみである。
住所(昭和40年代の表記)
:南区九条通大宮 (現在の住所表示:南区九条町)
現在の交通の便:市バス202番など「東寺南門前」下車(徒歩5分)
特記
:国宝である
金堂、五重塔
が京都の玄関口として今も偉容を見せている。講堂に所狭しと安置されている
金剛界五仏、五菩薩、不動明王、四天王、梵天・帝釈天
はいずれも国宝(十二神将像は重文)で、参拝者を睥睨している。是非参拝していただきたい。
近くの東山三十六峰
:なし
公式サイト
:
東寺
建物
昭和40年代
現在
(撮影年月日)
1969−3
2007−8−9
京都の玄関「
五重塔
」
比較(コメント)
確かこの頃は「柵はなく」五重塔近くまで行けたと記憶していますが
拝観料80円
「柵に囲われた」五重塔になりました
その分樹木・拝観順路道も整備された
(撮影年月日)
1969−3
2007−8−9
近鉄東寺駅から見る「
五重塔
」
比較(コメント)
この頃は東寺全体を見ることができた
安全対策か、柵が高く頑丈になり辛うじて五重塔の上部が見えるのみになった
「
金堂
」
比較(コメント)
この光景は変わっていない