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■歌について

女の心変わりを恨む歌。友人のために代作した。本歌は古今集の陸奥歌で、末の松山は、奥州の海辺の浪打峠のことらしい。今は海抜 100mの高い山。

■出典

後撰集恋

■作者略歴

908-990。天暦年間、梨壷の五人（坂上望城、紀時文、源順、大中臣能宜）の一人として、万葉集を訓読する仕事をしており、それが認められて、後撰集の撰者になった。肥後守で亡くなった。

【補】

清原元輔は泉涌寺に山荘を持っていたので、清原元輔も清少納言もよくここを利用した。