(東京から引っ越してきた人の作った京都小事典)

源信           (INDEX:索引へ)


往生要集で有名な「源信」。どこでも触れなかったので、ここにまとめた。

「往生要集」の冒頭(口語訳)源信(恵心僧都)の姿
往生極楽の教えや修行は、この汚濁に満ちた末代の人々を導く目や足であります。
だから僧侶も俗人もだれ一人としてこれに帰依しない者はいません。しかし顕教と密教の教えは複雑であり、その修行もさまざまで簡単ではありません。仏の相好や浄土のさまを観想する事観や、仏を普遍的真理そのもとと考えてこれと一体になろうとする理観といった修行がありますが、知力が優れよく精進する人には易しいことかもしれませんが、私にような頑迷な者にはそれがどうして可能でありましょうか。
こういうわけで、念仏という限定された教えについて、ほんの少しですが経論の要文を集めました。これを披きこれによって修行するなら、理解しやすく修しやすいと思います。
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「源信(ミネルヴァ書房本の表紙)」に見ることができる
永承6年(1051)創建の法界寺鴨長明が隠棲した方丈庵(の復元建物)
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阿弥陀堂・阿弥陀如来像は国宝として残っている承元2年(1208)に隠棲した
善導(の肖像画)諸国遍歴した空也(のイメージ)
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浄土真宗「天真寺」(千葉県)の掛軸から「南無阿弥陀仏」の六号を称えた