（東京から引っ越してきた人の作った京都小事典）

（京都の）紅葉の名所 　　　　　　　　　　(INDEX：索引へ)

• 【広辞苑第六版】
  • 春秋の争い
    • （万葉集巻１）天智天皇が藤原鎌足に詔して「春山の万花の艶と秋山の千葉の彩とを競憐きおはしめたまふ時、額田王、歌を以ちて判ことわる歌」
      などをはじめとする『春と秋との優劣を争う論議』。
    • （源氏物語「野分」）「―に昔より秋に心よする人は数まさりけるを」

• 【私説】
  • 源氏物語は秋に分があるとしているようだが、人さまざまであろう。
    
    
  • 最近京都の秋が好まれている要因は次のように考えられる。
    • 桜の見頃が約「１週間」に対して、紅葉の見頃は長い。よって旅行の計画が立て易い。
    
    
  • その結果、秋口になると京都に在住する私に紅葉の見所はどこかとの問い合わせが多くなった。
    
    
  • それに対して、まとめたものが次の表である（確か、２０１６年の秋口だったと記憶している）。
    • 記述順に深い意味はありません、無理やり「１０個」にしました、と注釈した。
      • お陰で「選に漏れたところ」もあります。
  
  

  永観堂	東山	近くの天授庵（南禅寺）も良い	東福寺	洛東	通天橋、開山堂に立ち寄るのもお忘れなく
  実相院	洛北	床紅葉が綺麗（撮影禁止）	宝筐院	嵯峨野	祇王寺・常寂光寺・宝厳院も、嵐山（名勝）もあります
  寂光院	大原	川向こうの三千院も是非（写真省略）	源光庵	鷹峯	本阿弥光悦の光悦寺も
  毘沙門堂	山科	満天星つつじも赤くなります	光明寺	洛西	法然ゆかりの地、静かです
  真如堂	神楽岡	お隣の金戒光明寺にもお立ち寄りください	神護寺	三尾	西明寺・高山寺、清滝川沿いも良い

  
  
• 以下、手持ちの写真を掲載します。

永観堂（東山）	真如堂（神楽岡）
紅葉の頃は大混雑、拝観料もアップ。でも多宝塔の紅葉は凄い（写真、少し早かった）。天授庵は外からでも見られる。	JR東海の宣伝で最近人出が多くなったが、朝早く訪れれば写真のような静かな紅葉が観賞できます。

東福寺（洛東）	宝厳院（嵯峨野）	光悦寺（鷹峯）
紅葉の名所「通天橋」（写真、11/24でも早い）。最近は１２月に入った方が見頃になる。	紅葉は『宝筐院』（住所は「嵯峨釈迦堂門前南中院町」）の方がすごいが、写真はこちらの方が撮りやすい。	「鷹ヶ峰」を背景に「光悦垣」が定番（少し早い）。『源光庵』の「悟り・迷いの窓」はこの時期、混雑で撮影困難。
毘沙門堂（山科）	光明寺（洛西）	神護寺（三尾）
最近は穴場狙いで山科の紅葉も人出が多い。毘沙門堂は全般に暗いが、全山真っ赤になる。	最近足が遠のいたので、いい写真がない（申し訳ない）。静かな紅葉狩りができます。	「楼門下の石段」が定番だろうが、縦フレームになるので、ご容赦。茶店近辺も風情があります。