（東京から引っ越してきた人の作った京都小事典）

（京都の）桜の名所 　　　　　　　　　　(INDEX：索引へ)

• 【広辞苑第六版】
  • 春秋の争い
    • （万葉集巻１）天智天皇が藤原鎌足に詔して「春山の万花の艶と秋山の千葉の彩とを競憐きおはしめたまふ時、額田王、歌を以ちて判ことわる歌」
      などをはじめとする『春と秋との優劣を争う論議』。
    • （源氏物語「野分」）「―に昔より秋に心よする人は数まさりけるを」

• 【私説】
  • 源氏物語は秋に分があるとしているようだが、人さまざまであろう。
    
    
  • やはり春の桜は良い。
    • 心が浮き立つ。
    • でも花見はどこも混雑。これを覚悟しないと花見は出来ない。
    
    
  • そのためか、桜が近くなると京都に在住する私に桜の見所はどこかとの問い合わせが多かった。
    
    
  • 仕方なく、まとめたものが次の表である（確か、２０１６年の春先だったと記憶している）。
    • 記述順に深い意味はありません、無理やり「１０個」にしました、と注釈した。
      • お陰で「選に漏れたところ」もあります。どこも混んでいます。
  
  

  白川疏水	染井吉野	哲学の道（大豊神社あたり）も良い	円山公園	枝垂れ桜	夜桜が良い
  原谷苑	紅枝垂れ桜	物凄い人出です（写真省略）	平安神宮	紅枝垂れ桜	紫宸殿の前に左近桜があります
  勝持寺	西行桜	花の寺と呼ばれる、近くの善峰寺も	平野神社	魁桜	一重枝垂れです
  醍醐寺	枝垂れ桜	太閤の気持ちになれるか	常照皇寺	九重桜	足を延ばせば黒田百年桜も見られる
  仁和寺	御室桜	足を延ばせば「桜守」佐野邸にも	上賀茂神社	いろいろ	斎王桜は紅枝垂れ桜

  
  
• 以下、手持ちの写真を掲載します。

白川疏水	円山公園	仁和寺
哲学の道から大豊神社へ入る道の角に咲く「立派な染井吉野の大樹」が見応えがあります。	「桜守」の佐野さんが手入れする枝垂れ桜。現在は二代目（樹齢約80年、写真）。	（１０日程）遅れて咲くので時期を間違えないように。満開の御室桜と五重塔はよく似合う。

平安神宮	勝持寺（別名花の寺）	平野神社
この時期の平安神宮はどこを見ても立派な桜が一杯。半日見ていても飽きない。	モノクロ写真に凝っていた頃の一枚。別名の如く茅葺のお堂が花に埋もれる。	境内いっぱいの桜。中でも本殿前の一重枝垂れ「魁（さきがけ）桜」（写真）が目を引く。
醍醐寺	常照皇寺	上賀茂神社
流石太閤さん、参道から桜並木が続く。写真は（枝垂桜ではなく）染井吉野の桜並木。	なにしろ遠い。「九重桜」（国指定天然記念物）にはちょっと遅くて「山門の桜」（写真）。	「上賀茂神社」の写真が無くて、「下鴨神社」糺の森の「枝垂れ桜」を掲載（ごめんなさい）。