(東京から引っ越してきた人の作った京都小事典)

長谷川等伯           (INDEX:索引へ)


狩野派全盛の画壇に、能登七尾から「一匹」で殴り込みを掛けてきた長谷川等伯。どんな作品を残したか、時代ごとに整理してみた。

(注1)制作時期は諸説多い、数年かけて制作した作品も多い。七尾市や国立博物館などの資料に基づき「概ねの完成年」を推定した。
(注2)ここに記載した作品は(ほとんどが)通常公開されていない、または複製品が公開されている。時折本物も公開されるので公開時期を調べて訪れるのがよい。
(注3)「作品名」もいろいろな呼ばれ方をされている。最も多く使われている「呼ばれ方」を採用した(つもり)

   能登七尾時代   上洛して修行   画壇デビュー/確立   江戸へ   後継者   京都で作品を見られるところ
作品名制作時期所蔵羽咋市・妙成寺のHPから
十二天像永禄7年(1564)羽咋市・正覚院clickすれば大きな画像
重文釈迦多宝如来像永禄7年(1564)高岡市・大法寺
重文鬼子母神十羅刹女像永禄7年(1564)高岡市・大法寺
重文日蓮聖人像永禄7年(1564)高岡市・大法寺
日蓮聖人像永禄8年(1565)七尾市・実相寺
重文三十番神図永禄9年(1566)高岡市・大法寺
仏涅槃図永禄11年(1568)羽咋市・妙成寺
法華経本尊曼荼羅図永禄11年(1568)京都・妙傳寺
鬼子母神十羅刹女像元亀2年(1571)富山市・妙伝寺
鬼子母神十羅刹女像−−−新潟・本成寺
善女龍王像−−−石川県七尾美術館
愛宕権現像−−−石川県七尾美術館日乗上人像(時期不詳)七尾美術館
作品名制作時期所蔵備考特別公開時の看板から
十六羅漢図−−−石川・霊泉寺clickすれば大きな画像
重文牧馬図屏風−−−東京国立博物館
恵比須大黒・花鳥図−−−東京国立博物館
達磨図−−−石川・龍門寺
芦葉達磨図−−−岡山県立美術館江南野僧梵芳(近江の僧)の賛あり
春耕図−−−東京国立博物館
陳希夷睡図−−−石川県七尾美術館
重文伝名和長年像−−−東京国立博物館西王母図(本隆寺