(東京から引っ越してきた人の作った京都小事典)
和菓子屋の老舗番付(京都の街角写真から)
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番付 | 西 | 御免 | 東 |
番外 | 「一文字屋和輔」(創業)長保2年(1000) | 「水田玉雲堂」(創業)文明9年(1477) | |
今宮神社旧参道=>対象範囲外なので番外とした | 上御霊神社前=>対象範囲外なので番外とした | ||
群を抜いて古い。あぶり餅の社前茶店、今なお賑わう | 疫病よけ唐板(からいた)の老舗、同じく社前茶店 | ||
横綱 | 「長五郎餅本舗」(創業)天正15年(1587) | 「虎屋菓寮」(創業)大永年間(1521〜) | |
一条通七本松西入ル | 一条通烏丸西入ル | ||
豊臣秀吉に名乗りを許可されたほどの老舗 | 京都(写真の地)で創業した老舗、現在本社は東京赤坂 | ||
大関 | あわ餅所「澤屋」(創業)天和2年(1682) | 干菓子「亀屋伊織」(創業)寛永3年(1626) | |
今出川通御前西入ル | 二条通衣棚西入ル | ||
「北野粟餅」から始まるので、創業はもっと古いか | 現在も「歴史的意匠建造物」で営業している | ||
関脇 | 京のおせん処「田丸弥」(創業)江戸時代中期 | 御菓子調進所「松屋常盤」(創業)承応年間(1652〜) | |
堀川通今宮下ル−西入ル | 堺町通丸太町下ル | ||
空海伝授と伝えられる「白川路」を今も製造販売している | 天皇から「山城大掾」の名乗りを許可された名店 | ||
小結 | 「伊勢源六たちばなや」(創業)宝永5年(1708) | 御州濱司「植村義次」(創業)明暦3年(1657) | |
三条通堀川東入ル | 丸太町通烏丸西入ル | ||
今も橘泉水を使って、古来伝承の技法で作っている | 「東」は強豪揃い、17世紀創業でやっと「小結、前頭筆頭」 |
番付 | 西 | 御免 | 東 |
前頭1 | 総本家「船橋豆長商店」(創業)寛延4年(1751) | 本家「西尾八ツ橋」(創業)元禄2年(1689) | |
堀川通今出川下ル | 春日上通東大路東入ル | ||
「五色豆」の老舗です | こちらの店が「八ツ橋発祥の家」と謳っている | ||
張出 | (普通、前頭に「張出」はないですが) | 「聖護院八ツ橋」総本店(創業)元禄2年(1689) | |
春日上通東大路東入ル | |||
創業年も同じなので=>張出とした | |||
前頭2 | 「松屋藤兵衛」(創業)江戸時代後期 | 京菓子司「俵屋吉富」(創業)宝暦5年(1755) | |
北大路通大宮西入ル | 室町通上立売上ル | ||
銘菓「紫野味噌松風」の老舗 | 老舗の矜持か「京菓子資料館」を運営している | ||
前頭3 | 和菓子「亀屋重久」(創業)享和2年(1802) | 「亀末廣」(創業)文化元年(1804) | |
一条通妙心寺北門前 | 姉小路通烏丸東入ル | ||
妙心寺御用達落雁「衣笠」が有名 | 季節感ある干菓子の詰め合せは今も人気 | ||
前頭4 | 京菓匠「鶴屋吉信」(創業)享和3年(1803) | 「亀屋良永」(創業)天保3年(1832) | |
今出川通堀川西入ル | 寺町通御池下ル | ||
銘菓「柚餅」(明治の初めに考案)を製造 | 銘菓「御池煎餅」(明治時代に考案)を製造 | ||
前頭5 | 京菓子司「源水」(創業)文政8年(1825) | 「麩嘉(ふうか)錦店」(創業)江戸時代後期 | |
油小路通二条下ル | 錦小路通堺町東入ル | ||
代表銘菓は「ときわ木」(2018/3閉店) | 「麩まんじゅう」は京都一でしょう | ||
前頭6 | 「越後家多齢堂」(創業)安政年間(1854〜) | 「銭幸餅」(創業)嘉永5年(1852) | |
今出川通千本東入ル | 椹木町通西洞院東入ル | ||
京都で唯一の「カステイラ」専門店 | 「銭幸餅」は事始(12/13と14)のみ販売だったが、令和5年(2023)3月末で閉店した | ||
前頭7 | 「金谷正廣」菓舗(創業)安政3年(1856) | 「竹濱義春老舗」(創業)文久元年(1861) | |
下長者町通黒門東入ル | 北大路通新町東入ル | ||
「真盛豆」はこの店の登録商標になっている | 明応年間(1492〜)考案の「真盛豆」を継承 |
「亀屋陸奥」(創業)応永28年(1421) | 御ちまき司「川端道喜」(創業)文亀3年(1503) | 「みなとや幽霊子育飴本舗」(創業)15世紀末期か |
西中筋通七条上ル(堀川通七条上ル) | 北山通下鴨本西入ル | 松原通大和大路東入ル |
本願寺御用達銘菓松風の老舗(横綱級の古さ) | 5月の粽は予約が必要 | 母の愛情一杯の飴を売っている |
「亀屋清永」(創業)元和3年(1617) | 「笹屋伊織」(創業)享保元年(1716) | 「鍵善良房」(創業)享保年間(1716〜) |
東大路通四条下ル(祇園石段下南) | 七条通大宮西入ル | 四条通花見小路西入ル |
清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)から始め、今はいろいろな和菓子を作っている | 棒状の銘菓「どら焼」(江戸時代からの菓子)がこの店を特徴づけている。是非一度ご賞味あれ | くずきりが超有名ですが、「甘露竹」(青竹に入った水羊羹)、「琥珀」(寒天菓子)もいけます |