(東京から引っ越してきた人の作った京都小事典)

京のいっぴん物語           (INDEX:索引へ)


KBS京都が2006年10月〜2010年3月まで京都の伝統・文化・芸能などについて25分番組で放映し続けた(合計183話)。
テーマを見ると、KBS京都が「どういうものが“京都らしい”」と考えているかがわかる。


    1話    9話   17話   25話   33話   41話   49話   57話   65話   73話   81話   89話

   97話  105話  113話  121話  129話  137話  145話  153話  161話  169話  177話       テーマ索引を使う場合
001 にしんそば002 鯖寿司003 生八ッ橋004 一休寺納豆
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にしんそば松葉(四条、写真)が有名。「品」ではめなみを紹介している。京料理のひとつになるか。鯖寿司買うならこの店いづう)。上のlinkは鯖街道。写真は「品」紹介のさば煮定食の『今井食堂』(上賀茂神社)。八ッ橋の有名どころは「上のlink」。写真は、所縁の八橋検校の菩提寺『金戒光明寺 常光院』。一休寺納豆大徳寺一久(写真)で。大徳寺納豆と言うことの方が多い(玉壽軒)。酬恩庵一休寺も関連深い。。
005 生麩006 七味唐辛子007 いもぼう008 豆腐
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生麩を買うなら麩嘉。「品」は半兵衛麩(五条、写真)を紹介しているが。七味唐辛子七味家本舗(清水坂、写真)で。「街」では七味六兵衛」を拾った。いもぼう(棒鱈)は平野屋本店(円山公園、写真)の登録商標。他では食べられない。「本家」より本店の方が古い。京都の豆腐は美味しい。買うなら「これらの店」。写真はその一つ森嘉(嵯峨)。  (先頭へ)
009 千枚漬010 金平糖011 すっぽん012 堀川ごぼう
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「冬の漬物」千枚漬を買うなら「これらの店」がお薦め。ライバルは他にもありますが。写真は加藤順(二条)。金平糖緑寿庵清水(鞠小路、写真)が大人気。干菓子の一種で、見た目にも綺麗、お土産に喜ばれる。すっぽんと言えばここ大市」(写真)。少々お高いですが。堀川ごぼうは苦手なので、コメントなし。
013 白味噌雑煮014 ぐじ015 水尾の柚子016 九条ねぎ
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我が家の正月は白味噌雑煮(写真、勿論丸餅)で始まります。白味噌を買うなら本田味噌ぐじ(アカアマダイ)は今や京都を代表する魚で(若狭から仕入れ)、高級料亭なら必ず刺身として出てくる(写真)。水尾の柚子風呂にもよい(写真)。嵯峨野の湯豆腐の薬味(「品」)にも、柚子料理専門店もある。九条ねぎは京都の至る所で使われるが、『祇おん 萬屋』のねぎうどん(写真)は想像を超える凄さ。  (先頭へ)
017 麦飯とろろ汁018 すぐき漬019 五色豆020 ぼたん鍋
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麦飯とろろ汁と言えば平八茶屋(山端、写真)。まさに若狭街道べりのお茶屋、歴史が感じられる。昔は西行庵でも。すぐき漬も馴れるまでは酸っぱいが、慣れれば丸すぐきが堪らない。上賀茂でもなり田(写真)が人気。八ッ橋と並んで五色豆は京都土産の双璧だったが、今は・・・。舩はしや総本店(写真)が元祖。「豆政」も。ぼたん鍋、郊外へ行けば丹波のぼたん鍋の名店は多いが、所謂市内では畑かく(写真)くらい。
021 瓢亭玉子022 蕎麦ぼうろ023 御所人形024 伏見の酒
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瓢亭玉子はミシュラン星三つ店一子相伝(写真)。流石に唸らせるものがある。蕎麦ほうるも一時、京都土産「焼き菓子」の代表だったが・・。こんな店(晦庵、写真)でなら食べてみたくなる。御所人形は「宝鏡寺」(写真)で見られる。京人形にはいろいろある。伏見の酒伏見の御香水の縁で女酒と言われる。写真は「上賀茂神社の奉納酒」、『伏見の酒』が多い。(先頭へ)
025 清浄歓喜団026 あぶらとり紙027 手をけ弁当028 普茶料理
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なんとも変わった名前のお菓子清浄歓喜団亀屋清永でしか売っていない(写真は本店(祇園))。あぶらとり紙は今や高校男子生徒の京土産定番。よーじや(写真)が最大手。製造過程で金箔が重要な役割を果たす。手をけ弁当六盛(岡崎、写真)の“専売”みたいなもの。観光客にはよく知られている。普茶料理萬福寺の開祖隠元禅師が伝えたもの。同門前の白雲庵(写真)が有名。
029 足袋030 京唐紙031 あぶり餅032 町家手拭
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足袋を誂えるならここしかない分銅屋、写真)。店構えを見るだけでも信頼感が沸く。京唐紙は「唐長」が有名。桂離宮「松琴亭」の唐紙(写真)は簡素ながら見応えがある。「街」は山崎商店を紹介。今宮神社の前で一服するならあぶり餅一文字屋和輔最古の和菓子屋、写真はその向かいの『かざりや』。永楽屋四条・祇園・新京極、さらには京都駅(写真)にも店舗がある。町家手拭がすぐ目に付く。  (先頭へ)
033 京たけのこ034 松花堂弁当035 風呂敷036 宇治茶
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京たけのこ西山の朝堀りが食べられる錦水亭(長岡、写真)がお薦め。松花堂弁当は京都以外でもどこでも食べられるが、発祥を辿れば吉兆松花堂店(八幡)になる。風呂敷は「品」紹介の宮井の風呂敷屋は最近閉店した。後藤三郎商店むす美(写真)で買うか。京のお茶は宇治茶に頼っている。「品」は小山園を推すが、「街」はここしかない(一保堂、写真)と思う。
037 木の芽煮038 京和傘039 水無月040 深草うちわ
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木の芽煮鞍馬寺門前の名物。渡辺木の芽煮本舗(山門のすぐ下、写真)とくらま辻井(鞍馬街道筋)の2つ。京和傘唯一この店のみが残っている(日吉屋)。和傘はこんな風にも使われる(乙訓寺、写真)。夏越祓に食べる水無月中村軒、写真)、「品」の紹介は甘春堂京都鶴屋(壬生)。深草うちわは現在小丸屋住井(岡崎、写真)が復活させている。    (先頭へ)
041 賀茂なす042 鱧043 万願寺唐辛子044 くずきり
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賀茂なす料理、以前あった菖蒲園が無くなったので、今なら萬川(上賀茂)か。料理の名店は間違いなく「堺萬」だが、二傳(写真)も捨てがたい。万願寺唐辛子おばんざいに「万願寺とじゃこの炊いたん」が定番。唐辛子自体は露店売りでも売られている。くずきりと言えば鍵善良房(四条、写真)。観光客は皆知っている。
045 御簾046 しば漬047 にほひ袋048 京提灯
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「品」紹介の御簾「みす平 前田平八」は岩倉へ移転。写真は元の場所(寺町、現在はGuestHouse、御簾だけ残っている)。みす武が古くからやっている。しば漬土井志ば漬本舗(大原)が一般に好まれている。写真は紫蘇を育てている大原のしそ畑(苗を植える前の4月だった)にほひ袋石黒香舗に決まっているようですが、ゆりの(写真)の「におい袋」も出てきた。京提灯寛政年間(1789〜)創業の小嶋提灯店(今熊野)がよく知られている。地蔵盆(写真)にも京提灯が使われる。    (先頭へ)
049 鹿ヶ谷かぼちゃ050 ぶぶ漬け051 京蝋燭052 京友禅 羽裏
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7/25に行われる安楽寺(写真)のかぼちゃ供養鹿ヶ谷かぼちゃが供される。他で食べる場面はあまり見ない。京都の「ぶぶ漬け神話」は有名。十二段家で食べられる。漬物は「品」紹介の近為(写真)以外でも。「街」では杉原長三郎商店を紹介したが、京蝋燭昭和13年(1938)創業『丹治蓮生堂』(七条、写真)が気になる。羽裏安政2年(1855)頃創業の岡重(木屋町御池、写真)が良いらしい(「品」情報)。
053 京のお箸054 丹波大納言小豆055 京刃物056 錫器
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京のお箸で、「品」は京都おはし工房を推しているが、明和元年(1764)創業の御箸司 市原平兵衞商店(四条、禁裏御用達、写真)の方が格調を感じる。寒くなってくると丹波大納言小豆を使ったぜんざいが食べたくなる。こんな店(宝泉堂、写真)はいかがですか。小豆を買うなら錦市場へ京刃物を買うなら「ここしか(「菊一文字」など)」がお薦め。ただし私は『常久刃物店』(四条、街角写真の範囲外)で買った。金属工芸品錫器の店は少ないのでここしかない清課堂、写真)でしょう。    (先頭へ)
057 豆腐田楽058 京のおばんざい059 京湯葉060 京の絵の具と筆
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豆腐田楽中村楼(祇園、写真)が元祖と思いますが、湯豆腐屋、例えば『奥丹』(南禅寺)などでも食べられます。おばんざいは元々家庭料理。居酒屋で出して名を馳せたのが『ますだ』(先斗町)。最近は宿でも(写真)出ます。京湯葉には「これらの店」がある(老舗から新鋭店)。好みですが私は湯葉半など老舗が好きです。写真は大島家。名店が多いが、京の絵の具なら彩雲堂(富岡鉄斎御用達、写真)、京の筆なら香雪軒(多くの文人御用達)。
061 京繍062 京の松茸063 すきやき064 かぶら蒸し
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京繍は難しくてわからない。「品」は長艸(ながくさ、写真)を紹介している。写真は「街」では中村刺繍を見つけた。松茸は丹波マツタケが名高い。京の松茸、高価だがとり市老舗(写真)で買えば間違いない(「品」も同意見)。京都人は純和食だけでなくすきやきも好きです。三嶋亭(写真)は元旦から営業なので、おせちに飽きたらすぐ訪問。寒くなったら聖護院かぶかぶら蒸しが堪えられない。名物として料理するのが一平茶屋(写真)。  (先頭へ)
065 京かるた066 古老柿067 京生菓子068 京の喫茶店
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京かるた、見るなら嵯峨嵐山文華殿(写真)、買うなら京都大石天狗堂(伏見)。古老柿は古くから宇治田原町に伝わる食べ物です。宇治田原では「田原天皇」が今でも崇拝されています(写真)。京都では「季節折々に特別な名前」の上生菓子が作られています。多い店の中「品」は花子を紹介しています。京都人の喫茶店好きは有名です。有名喫茶店も数多い。「品」も「進々堂」(写真)の紹介から始まる。
069 伏見人形070 京版画071 京印章072 湯豆腐
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伏見人形(土製の郷土人形)は丹嘉(伏見街道沿い、写真)がたった一軒残って頑張っている。若冲の絵にも出てくる。京版画はいろいろな「古書扱い書房」(例:西春、大書堂)で売っているが、京都版画館(写真)でも見られる。京印章、「品」は小泉湖南堂(麩屋町、写真)を紹介、「街」では白暖簾の山本幸正堂印房を見つけた(猪熊通)。京都は水が良いので美味しい湯豆腐も多い。好みですが奥丹、西山艸堂(嵯峨、写真)が良い。  (先頭へ)
073 間人ガニ074 京の伝統鍋075 京の寿司076 お香
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日本海沿岸の蟹の中でも間人(たいざ)ガニは最高級ブランド。食べたいときは『丹後半島の間人』へ(写真は漁港)。京の伝統鍋、「品」で紹介しているのは『わらじや』(七条)と『鳥彌三』(木屋町、写真)。共に逸品鯖寿司が有名ですが、“普通のお寿司”もよく食べます。「品」はひさご寿しを紹介(地元民は納得、写真)。私もお香よく使います松栄堂がお気に入りですが、偶には「山田松香木店」(写真)も。
077 京念珠078 鐘馗さん079 京のおまん080 京の桜
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京念珠、「品」は「今井半念珠店」(正面、写真)を紹介、「街」では「安田念珠店」(寺町)「佐々木念珠店」(西大路)も。街角の屋根を見上げると鐘馗さんが家を見張ってくれています(写真)。作っているのは浅田製瓦(伏見)くらい。日常的に食べる「おまんじゅう」のことを京都ではおまんと言う。美よしがベストだったが(閉業)、「街」には普通の鎰良光(写真)などあちこちに。桜の名所は人それぞれに一家言ある。敢えて議論はしたくない。円山公園の桜(写真)は狂おしい。  (先頭へ)
081 京畳082 竹工芸083 京焼・清水焼084 門前・街道ゆかりの餅
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京の畳広い。江戸間の1.18倍。「品」紹介の「もとやま畳店」(紫野、写真)は京畳を海外にも展開。「菱屋畳」は御所に納める畳を作る。竹工芸は「嵯峨野」の方に多そうだが、「中川竹材店」、公長齋小菅(こすが)(写真)、TAKENOKOなど街中でも。京焼・清水焼は多彩で難しい。野々村仁清から始まり、現在は五条坂・五条通に集中している。写真は京都ハンディクラフトセンター紹介の「清水焼」。門前・街道ゆかりの餅も多い。街道筋では鎌餅(寺町)・おせき餅(鳥羽)、門前ではあぶり餅やきもち長五郎餅など。
085 真田紐086 京飴087 肉じゃが088 懐石&会席料理
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真田紐は京都でも作っているし、そこそこ使われるらしい。写真は「真田紐師十五代江南」の店(五条)。京のあめ処豊松堂。「街」で拾ったのは、たんきり飴(写真)、大文字飴祇園小石など。肉じゃがは「舞鶴の海軍」(写真)が発祥の地。今や全国的に家庭料理の定番。会席(「品」の紹介)は畑かく懐石は(「街」から)瓢樹(写真)。いずれも店の選択は難しい。  (先頭へ)
089 ちりめん山椒090 京鹿の子絞り091 鴨川納涼床092 京うちわ
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ちりめん山椒京都の文化。「品」はこと路(写真)を紹介しているが、家庭でも作るし、街(近又)でも売っている。京鹿の子絞り京都絞り工芸館(写真)で見たり体験したりできる。鴨川納涼床は5〜10月に楽しみことが出来る。ゆかと読む。最近はテーブルを置く床も(写真)。祇園祭をはじめ京うちわを使う機会は多い。ちゃんとした団扇を買うならここしかない阿以波、写真)。
093 夏の京菓子094 祇園祭の厄除け粽095 貴船・川床096 魚そうめん
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京都の夏は暑いでの夏の京菓子は多種彩々。私の好みは「亀廣永」(写真)のしたたり。これに尽きる。厄除け粽は「山」ごとに授与される(買う、写真)。その後、家の角に祀るのだが、最近は「食べられる粽」もある。夏も貴船まで来れば涼しい。貴船川の上に川床を敷いた店が並ぶ(写真)。こちらはかわどこと呼ぶ。京都人は夏になると喉ごしの良い蒲鉾「魚そうめん」を食べる。名店はいづ萬(祇園、写真)で決まり。(先頭へ)
097 京町家098 京の異界伝説099 精進料理100 京のお風呂
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京町家は私も調べている(link)。「品」紹介の膏薬辻子(写真)は今でも町屋が並ぶ。長い歴史を持つ京都には多くの異界がある。清明神社、一条戻り橋(写真)、六道珍皇寺嵯峨薬師寺(福生寺)など。流石に街中では精進料理はなかなか食べられない、沙羅双樹で有名な『妙心寺東林院』(写真)で食べられる。京のお風呂は私も詳しい、温泉もあります(link)。写真は最も有名な船岡温泉(銭湯)。
101 京都タワー102 京干菓子103 障屏画104 看板暖簾
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京都タワー私のHPにも記載したが、私は登っていない。だから大文字の全景写真も借り物。京干菓子は難しいが、頑張って調べた(link)。写真は干菓子の名店亀廣保障屏画はお寺や二条城、修学院離宮(写真は楽只軒)、博物館などで見られる。看板と暖簾大好き。夫々ページにまとめた。京都は暖簾も素晴らしいが、看板も京都らしく難解(写真)。(先頭へ)
105 声明106 日本映画107 仏像108 丹波栗
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声明を今に伝えているのは延暦寺です。声明は「勝林院」(大原、写真)まで行けば聴けるか。日本映画が始めて上映されたのは京都。写真は「京都初の撮影所」跡の碑、ここで牧野監督「忠臣蔵」が撮影された。京都のお寺には多くの仏像が残されている。そして今でも仏像を彫っているところもあります(写真)。丹波栗は大きさ・味とも日本一。その栗を使った店も多い。写真は栗甘納豆ぼうだい」(川端通二条一筋東上ル)。
109 京表具110 舞妓さん(1)111 舞妓さん(2)112 茶碗蒸し
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京表具師は意外と多く残っている(稲垣捨穂堂、写真も)。まだまだ京都に文化が存続している証拠。街を歩いていると意外とよく舞妓さんに出会います。確実に会いたければ上七軒歌舞練場(写真)へ。舞妓さんはどんなところで衣装を揃えているかといえば、例えばおか善(写真)。茶碗蒸しは和食の定番。「品」は、仕出しの店さいき家、料亭「吉兆」(嵐山、写真)を紹介。(先頭へ)
113 黄楊櫛114 衣笠丼115 南座116 抹茶もん
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黄楊櫛を買うことはまずないが、「十三や」(写真)は昔から四条通に店を構えているので、店だけは知っている。衣笠丼は京都人しか食べないか。蕎麦の店尾張屋でも食べられる。名前の由来は街中山「衣笠山」(写真)。歌舞伎役者にとっても南座は憧れの場所。顔見世のまねき(写真)が揚がると年末を感じる。宇治氷(写真は甘味処小森(祇園))が流行ってから抹茶もんは京都中に溢れている。茶寮都路里は年中行列。
117 金網細工118 梵鐘119 お正月の遊び120 丹波の黒豆
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「品」は「金網つじ」を推しているが金網細工ここしかない辻和、写真)。梵鐘と言えば除夜の鐘(写真)。どうやら岩澤の梵鐘で作っているらしい。お正月の遊びと言っても古来の遊びが残っているだけ。写真は「蹴鞠」の白峯神社「京こま」も正月遊びの一つ。丹波の黒豆は日本一。おせちの“三種肴”には欠かせない。写真の菊乃井なら“見事な”黒豆が出る。(先頭へ)
121 水引細工122 壬生菜123 春を告げる京菓子124 京仏壇
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結納飾り・祝儀袋などに使う水引細工(写真)、詳しくは水引館(五条)へ。壬生菜は鍋に入れるか、漬物として食べるか。打田漬物(写真)始め多くの漬物屋が取り扱う。名前は壬生寺に由来。春を告げる京菓子は「椿餅」(閉業した下河原阿月)と「桜餅」(あちこち)。写真は銭幸餅の桜餅(勿論道明寺)。仏壇ネットワークには約240の京仏壇店が登録(in京都市)。写真はその一つ大仏師「吉田源之丞老舗」
125 京指物126 八幡巻き127 京のおうどん128 黒谷和紙
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夷川通の家具「宮崎」の2階には京指物資料館が併設。「品」は『井口木工所』(押小路、写真)を紹介。八幡巻きは「牛蒡」を「鰻」で巻き焼いたもの、私は食べない。写真は錦市場「のとよ」の八幡巻き。京のおうどん腰が無い、大きな甘いアゲ。そしてカレー好きでもある。写真は3点揃った「常盤のカレーうどん」。黒谷和紙は京都府綾部の産。若いアーティスト柿本(写真)、楽紙館などで買っていく。   (先頭へ)
129 能面130 能装束131 錦市場132 花見弁当
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京都には金剛能舞台(写真)をはじめいくつかの能舞台がある。そこで使う能面材料を提供する店もある。今でも能装束を作っている店もあれば(佐々木能衣装他)、見ることのできる場所(野村美術館、写真)もある。錦市場(写真)は「京の台所」。錦小路にある錦の井の水が繁栄の礎であった。今も枯れていない桜が咲いたら花見弁当を提げて花見に出かけたい。「品」は紫野和久傳(写真)と三友居を紹介している。
133 嵯峨面134 みやげもん135 摘み草料理136 学生食堂
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嵯峨面は「清凉寺」(写真)で行われる「嵯峨大念仏狂言」で使われる。嵯峨野では民芸品としても売られている。みやげもんはいろいろ。やっぱりNo.1は阿闍梨餅(写真)か、日持ちしますしね。摘み草料理美山荘(花背、写真)で考案された。名人の手に掛かる摘み草が名料理に。高価だが泊まる価値あり。京都は「学生の街」だから(特に京大近くの近衛通には)学生食堂が多い。  (先頭へ)
137 邦楽絃138 京七宝139 扇子140 京都のあられ・おかき
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邦楽絃と言えば老舗鳥羽屋(写真)。「太鼓、雅楽用楽器」であれば三浦太幸堂京七宝並河靖之記念館(三条、写真)へ行けばよくわかる。その近場の東大路通には七宝焼きの店もある。扇子宮脇賣扇庵がベスト。写真は白竹堂、「品」は大西京扇堂あられ・おかき干菓子の「焼き物」だろう。舩はしや(写真)は「あられ・おかき」も美味しい。
141 京のお守り142 京の石工芸143 京漆器144 涼しげな夏の和菓子
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多くの神社でお守りは頂ける。写真の護王神社では足腰御守市比売神社女人守護お寺には石燈籠など多くの石工芸品が。写真は曼殊院梟の手水鉢。『西村石灯呂店』(北白川)などで造っている。京漆器を買うなら象彦で間違いない。写真は下出蒔絵司所(現在の名人、京都迎賓館にも)。京都は暑いので涼しげな夏の和菓子が多い。写真は幸福堂あんころ餅(一番暑いときに食べる)。  (先頭へ)
145 146 京くみひも147 京の洋食148 京の借景
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を食べるなら「あゆよろし平野屋」(鳥居本、写真)が良い。大極殿本舗「栖園」へ行けば「吉兆あゆ」が。京くみひものことは安達くみひも館へ行けばわかる。伊藤組紐店(写真)へ行けば買える。洋食は私も詳しい(link)。写真は「品」も紹介しているコロナ(残念ながら2012年2月に閉店した)。京の借景の評価も人夫々。「品」は比叡山:正伝寺、嵐山:天龍寺、「街」は比叡山:円通寺(写真)、嵐山:鹿王院。
149 京の調味料150 鴨川151 京弓152 京美人
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京の調味料味噌は前述、醤油、酢、ソースはlink。写真は少し遠いが松野醤油(鷹峯)。鴨川も難しい(賀茂川とはどう違うのか)。源流も、「品」は「志明院」(岩屋山の麓、写真)、「街」は桟敷ヶ岳京弓三十三間堂の通し矢上賀茂神社の笠懸で見られる。作っているのは『柴田勘十郎弓店』(御幸町、写真)。京美人が多いのは京都の水のせい、が巷の定説。写真は井戸水にも掲載した「小野小町の化粧井戸」。  (先頭へ)
153 西陣織154 京のお地蔵さん155 枯山水156截金(きりかね)
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西陣織のことは西陣織会館へ。隆盛の引き金となった応仁の乱・西陣の碑(写真)は今出川通に建つ。京都の街角には必ずお地蔵さんがいて地蔵盆で祀られる。少し立派なものは六地蔵「大善寺の地蔵堂」(写真)などで。禅宗の寺も多いから枯山水の庭も多い。その代表は龍安寺真珠庵七五三の庭(大徳寺、写真)。截金は仏像・高級家具などで使われる繊細な装飾技術京都迎賓館「藤の間」江里佐代子の作品(写真)が見られる。
157 京の音158 秋の和菓子159 京の座布団160 襖の引き手
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京の音はいろいろ聴こえる。CDも販売されている。私のイメージは音空間。写真は報恩寺の「鳴虎」。秋の和菓子もいろいろある(link)。写真は珍しい古代赤米のおはぎ(『京 唐法師』(富小路御池上ル))。不勉強につき京の座布団がどう特別か知らない。「品」は綿治(四条、写真)。「街」は水口弥を拾った。立派な襖、例えば「修学院離宮 寿月観」の「虎渓三笑の襖」(写真)には見事な襖の引き手が付いている。引き手を作る店もある。   (先頭へ)
161 鶏料理162 ごはんのおとも163 京象嵌164 京の赤色
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鶏料理も多い。「品」は八起庵、写真は鳥岩楼親子丼(鳥スープ付、玉葱無し)。名店は鳥彌三だと思う。ごはんのおともも多種彩々。「品」は「湯葉しぐれ」、一の傳「西京みそ漬」(写真)などを紹介している。京象嵌京都ハンディクラフトセンターへ行けば「製作工程」(写真)を勉強できる。京の赤色と言えば、(神社の)「丹塗り」、紅葉、椿(霊鑑寺、写真)、京提灯などが思いつく。
165 京の和本166 十二単167 京染紙168 京人参
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古い本を扱っている店では京の和本(和綴)が見られる。「品」の竹苞書楼芸艸堂(写真)などで。今でも黒田装束店(写真)では十二単を調えている。見たければ風俗博物館雛人形へ。京染紙滝和紙店で買える。京都迎賓館には「型絵染屏風」(伊砂利彦、写真)が展示。長谷川松寿堂でも。京人参金時にんじん、赤くないといけない。クレームデラクレーム人参のシュークリームも売る。(先頭へ)
169 京の炎170 京のおせち料理171 天橋立172 寺町新京極
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京の炎と言えば、朮詣りの火、次に五山の送り火(写真)、鞍馬の火祭りなどが思いつく。京のおせち料理で目立つのは、棒鱈の炊いたん、西京焼き、くわい、赤い金時にんじん天橋立が京都らしいかは疑問ですが。写真は「鼓ヶ岳」下山路から見た天橋立(少し天気が悪かった)。三条〜四条間は寺町・新京極の商店街が2本並んでいる。写真は蛸薬師通とぶつかるところ「新京極」の看板が目立つ。
173 引箔(ひきばく)174 学問の神様175 きんつば176 伊根町の鰤
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金銀の織り込まれた西陣の帯、その織り込む技術が引箔。写真は箔屋野口(元誓願寺通)。学問の神様北野天満宮(写真)。親親戚も祈願に参詣します。勿論他でも学業成就のお守りは頂けます。京都で生まれたきんつばも今は影が薄い頑張っている店(写真)もありますが、地方に負けそう。伊根は「男はつらいよ」にも出てくる雰囲気のある町です(写真)。伊根町の鰤油屋で食べられる。  (先頭へ)
177 おくどさん178 聖護院大根179 雛人形180 梅染め
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おくどさん、京都では古い竃(かまど)のことを親しみを込めてこう呼びます。写真の入山豆腐のは外からも覗ける。聖護院大根は京都ではよく食べられる。ふろふき、煮物。写真は発祥の地「聖護院」の『門跡』。雛人形京人形の一分野)は今でも作られています。お店も多い(京人形link)。写真は娘の雛人形(島津の木目込み)。梅染め、私も初めて聞きました。梅の枝を使って染める技。最近復活させたとのこと。写真は京都御苑の梅。
181 京の伝承料理182 京の鉄道183 婚礼衣装京のいっぴん物語
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京の伝承料理もいろいろ。中でも有職料理萬亀楼が有名(写真)。大饗料理は六盛(岡崎)で食べられる。京の鉄道の最初は「チンチン電車」。他に「嵯峨野トロッコ列車」(写真)、「京都丹後鉄道」なども。婚礼衣装は最近はレンタル。京都では流石に和装が多いが、稀にはウェディングドレスも(写真)。なかなかいい番組でした。
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