(東京から引っ越してきた人の作った京都小事典)


(京都市の)伝統産業           (INDEX:索引へ)


京都市は「京都市の伝統産業」を定めている。京のいっぴん物語と重複するところも多いが、一覧表を作った(令和2年(2020)4月1日現在)
(注)「(HP)」とあるのは、私のHP(の別のページ)に掲載してあることを示す。

西陣織京鹿の子絞京友禅京小紋京くみひも京繍京黒紋付染京房ひも・撚りひも京仏壇京仏具京漆器京指物京焼・清水焼京扇子京うちわ
京石工芸品京人形京表具京陶人形京都の金属工芸品京象嵌京刃物京の神祇装束調度品京銘竹京の色紙短冊和本帖北山丸太京版画京袋物京すだれ京印章
工芸菓子京竹工芸造園清酒薫香伝統建築額看板菓子木型かつら京金網唐紙かるたきせる京瓦京真田紐
京足袋京つげぐし京葛籠京丸うちわ京弓京和傘截金嵯峨面尺八三味線調べ緒茶筒提燈念珠玉能面
花かんざし帆布製カバン伏見人形邦楽器絃結納飾・水引工芸和蝋燭珠数京菓子京漬物京料理京こま京たたみ京七宝

  1. 西陣織
  2. 京鹿の子絞
  3. 京友禅
    西陣織会館京鹿の子絞今も「茶屋辻」をやっている小布紗屋
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    西陣織のことを知りたければ、まず「ここに」行くのが良い京都絞り工芸館へ行けば「京鹿の子絞」がわかる他、「絞り染め」も体験できます京友禅の「茶屋辻」は人間国宝田畑喜八、その孫の田畑染織研究所などが引き継いでいる
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  4. 京小紋
  5. 京くみひも
  6. 京繍
    小紋染野口京くみひも京繍
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    暖簾が示しているとおり、江戸時代「京小紋染め」で名を馳せた「金安」の後を継いでいる安達くみひも館へ行けば、「京くみひも」がわかる他、体験できます京繍は中村刺繍磯田刺繍店など、至る所に「刺繍屋」はある
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  7. 京黒紋付染
  8. 京房ひも・撚りひも
  9. 京仏壇
    京黒紋付染に使う柳の井京房ひも・撚ひも京仏具乾大仏堂
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    京の黒染屋では「柳の井」の水を使って黒染めをやっている森本房紐商店(新出水通智恵光院西入ル)でも「房紐」を作っている店の表記は「京仏具」だが、看板にあるようには京仏壇も取り扱っている
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  10. 京仏具
  11. 京漆器
  12. 京指物
    細野福蔵商店京漆器京都迎賓館「桐の間」京指物
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    見た目には「京仏具店」には見えない。「衣」の暖簾で「法衣店」であることがわかる長机・座椅子・肘掛は「下出祐太郎」がを塗った。周りの景色が写り込むほどに磨かれている家具「宮崎」の2階は「京指物資料館」になっている
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  13. 京焼・清水焼
  14. 京扇子
  15. 京うちわ
    若宮八幡神社画材店「金翠堂京うちわ阿以波
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    陶器祭りの行われる「京焼・清水焼発祥の地・五条通」にある「画材屋」だが、ウィンドウには「一柄の京扇子」だけが飾ってある、店の格式が感じられます元禄2年(1689)創業、「いろいろな京うちわ」が置いてある。店構えも江戸時代を感じる
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  16. 京石工芸品
  17. 京人形
  18. 京表具
    修学院離宮の袖形灯籠京人形島津」の木目込み人形京表具春芳堂
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    お寺のお庭を拝見させて頂けば、必ず「京石工芸品」が置いてある最近は「七段飾り」などはサボる家も多くなったウィンドウには表装された「掛け軸」、そして表具屋らしい「綺麗な暖簾」が架かっている
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  19. 京陶人形
  20. 京都の金属工芸品
  21. 京象嵌
    京陶人形彫金技法で「錺」を作っている竹影堂中嶋象嵌(嵯峨天竜寺瀬戸川町)
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    みやこめっせ内の「伝統産業ミュージアム」などで見られる「錺」を買うならここしかない。江戸時代のような店です。京都の金属工芸品は種類がいろいろ京都ハンディクラフトセンターに行けば「京象嵌」の「製作工程」を勉強できます
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  22. 京刃物
  23. 京の神祇装束調度品
  24. 京銘竹
    京刃物京の神祇装束調度品嵐山の「竹林」
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    京都では「いろいろな刃物」が必要とされている京の神祇装束調度品にもいろいろな種類がある西山は至る所「竹」です。京銘竹も採れる。写真は「嵐山」
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  25. 京の色紙短冊和本帖
  26. 北山丸太
  27. 京版画
    京の色紙短冊和本帖北山丸太(北山磨丸太)京版画もある「京都版画館
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    上段が「色紙」、下段が「和本帖」茶室などの数寄屋建築にを提供している店(例:松文商店)も多い館内には「古版画資料室」もある(入館:要予約)
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  28. 京袋物
  29. 京すだれ
  30. 京印章(印刻)
    京袋物原田商店日除けとしての「外掛けすだれ」京印章
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    「袋物」だけを取り扱っている店は珍しい。暖簾の「袋物」の字が際立つ「2階の道路側」に架ける家が多い。京都の夏を経験すれば「京すだれの有難さ」がわかる立派過ぎて、私なぞには使う場面が無い
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  31. 工芸菓子
  32. 京竹工芸
  33. 造園
    京菓子司源水(今は廃業となった)京竹工芸南禅寺「六道庭」
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    ショーウィンドウに「全技連マイスター」七代目井上清文氏が工芸菓子を飾っていた(写真)公長齋小菅(こすが)などでも京竹工芸品を買える最近は植彌加藤造園が東山の庭園を保全している(写真の庭は植彌が造園したもの)
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  34. 清酒
  35. 薫香
  36. 伝統建築
    平安京近くの清酒の酒蔵「松井酒造香老舗「松栄堂「木村利左衛門」宅
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    鴨川の東側なので、厳密には「平安京内」ではないが、平安京と同じ水系の水を使っている「お香」は夫々好みがあります。自分の気に入った店で気に入った「薫香」を買うようにしたい昭和6年(1931)建築の町屋。歴史的風致形成建造物に指定、青銅製の看板灯篭も伝統建築の一部
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  37. 額看板
  38. 菓子木型
  39. かつら
    清水末商店菓子木型八木源かつら
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    伝統産業名「額看板」そのままの「看板」を掲げている「看板屋」がある堀九来堂」は数少ない「菓子木型を作っている」店祇園・新門前通に店を構えている。舞妓さんの多くはこの店で「かつら」を調整しているようです
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  40. 京金網
  41. 唐紙
  42. かるた
    京金網創業寛永元年(1624)「雲母 唐長」の四条店京都大石天狗堂
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    辻和金網湯豆腐杓子で湯豆腐を食べると、一味あがるような気がする嵯峨にある本店で「唐紙アート作品」を作っている京都で「かるた」を買うなら寛政12年(1800)創業の「ここへ」
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  43. きせる
  44. 京瓦
  45. 京真田紐
    きせるの「谷川清次郎商店京瓦真田紐
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    創業享保年間(1716-)の「煙管竹商」と謳っている伝統産業とは言え、街中で「瓦を焼いている」店は少なく、売っているだけ(堤瓦商店など)「真田紐」をメインに扱っているのは「真田紐師 十五代江南」くらい
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  46. 京足袋
  47. 京つげぐし
  48. 京葛籠
    京足袋京つげぐし京葛籠の「渡邉商店」
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    京足袋を作るなら分銅屋だが、履く機会が無い四条の繁華街では「十三や」(=「九+四」(くし))が人気、多くの観光客が立ち寄ります残っているのは「ここ」くらいか。昭和6年(1931)創業の三代目
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  49. 京丸うちわ
  50. 京弓
  51. 京和傘
    京丸うちわ御弓師柴田勘十郎弓店京和傘
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    小丸屋住井では「京丸うちわ」も「深草うちわ」も取り扱っている「弓作り」も少なくなって、格調高い「京弓」を作るのは「この店」くらいか洋画家のダリも日吉屋(写真)で「大きな京和傘」を作った
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  52. 截金(きりかね)
  53. 嵯峨面
  54. 尺八
    京都迎賓館「藤の間」嵯峨面普化宗の総本山「明暗寺」
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    これは截金人間国宝「江里佐代子」の作品。木製の「舞台扉」に装飾されている清凉寺釈迦堂の前の境内で「嵯峨面」を使った「嵯峨大念仏狂言」が行われる尺八根本道場」の額が出ている
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  55. 三味線
  56. 調べ緒
  57. 茶筒
    南座調べ緒茶筒の「開化堂」
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    「ここに」行けば、浄瑠璃・長唄などで「三味線」が聞ける三浦太幸堂は「調べ緒」の付いた小鼓を作っているTVなどで取り上げられ「有名」になった。明治8年(1875)創業。開化堂の茶筒はこちら
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  58. 提燈
  59. 念珠玉
  60. 能面
    提燈念珠玉能面
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    店のアイデンティティを示すかのように、店先に大きな提燈が掲げられている地蔵盆で回す「大数珠」の玉の数は1080個が一般的らしい野村美術館に行けば、落ち着いて「能面」を鑑賞できる
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  61. 花かんざし
  62. 帆布製カバン
  63. 伏見人形
    花かんざし明治38年(1905)創業の一澤帆布伏見人形の描かれた「絵葉書」
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    いっときトラフィカ京カードの図案にも描かれていた「一澤帆布製カバン」を売っている「一澤信三郎帆布」。私もこの店の製品を愛用している元の絵は若冲が描いたもの。本物はこちら
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  64. 邦楽器絃

  65. 結納飾・水引工芸
    「邦楽器絃」を作っている「鳥羽屋結納飾・水引工芸
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    「鳥羽屋」では邦楽器用の邦楽器絃を作っている。ギターのは作っていない今井弓具店は古式の「矢」を専門に作っている結納用の水引細工(写真)は綺麗なことは綺麗なのですが、最近は出番が少ない
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  66. 和蝋燭
  67. 珠数(「念珠」とも言う、広辞苑では「数珠」と書く)
  68. 京菓子
    和蝋燭数珠京菓子の代表「紫野源水の岩根つつじ」
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    京の和蝋燭の名店「丹治蓮生堂」(暖簾に「伝統工芸」とある)の他にも「なかむらや」も有名。本願寺の近くには仏具店の並ぶ「上数珠屋町通」、「上数珠屋町通」がある(写真のように)家に持ち帰って、ゆっくり食べたい
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  69. 京漬物
  70. 京料理
  71. 京こま
    京漬物すぐき漬」の名店「なり田ミシュラン3つ星常連の「つる家京こま
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    しば漬は「土井」を好んでいます。漬物の好みは人それぞれ、意見を聞くと決断できなくなる瓢亭菊乃井も常連です。この3つが京料理御三家か「京こま」を作っているのは「雀林」くらいか
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  72. 京たたみ
  73. 京七宝
    京たたみ京七宝
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    畏れ多くも「天皇の玉座になる畳」を初めとする京たたみを作っているのは「佐竹商店菱屋畳東山区三条通北裏白川筋東入近くには並河靖之の記念館初め「七宝焼き」のお店が並んでいる
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