(東京から引っ越してきた人の作った京都小事典)
老舗番付(京都の街角写真から)
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番付 | 西 | 御免 | 東 |
番外 | 重春刃物店(創業)鎌倉時代 | 京仏具「乾大仏堂」(創業)鎌倉時代初期 | |
堀川通三条上ル | 寺町通松原下ル | ||
年号不明、専門家向けの刃物職=>特殊刃物ゆえ番外とした | 年号不明、大仏師=職人(商いではない)=>番外とした | ||
横綱 | 御用昆布「松前屋」(創業)元中9年(1392) | 御用蕎麦司「本家尾張屋」(創業)寛正6年(1465) | |
釜座通丸太町下ル | 車屋町通二条下ル | ||
文句なし最古の老舗 | 歴史を体感しながら、今なお蕎麦が食べられる | ||
大関 | 御用羊羹「虎屋」(創業)大永年間(1521〜) | 御所御用鍛冶「有次」(創業)永禄3年(1560) | |
一条通烏丸西入ル | 錦小路通御幸町西入ル | ||
「虎屋菓寮」(写真)の土地は寛永5年(1628)に購入 | 今では「外国人観光客」も多く立ち寄ります | ||
関脇 | 京友禅「千總」(創業)弘治元年(1555) | 大仏師「吉田源之丞老舗」(創業)元亀3年(1572) | |
両替町通三条下ル | 三条通河原町西入ル | ||
この界隈は「千切屋一門」が牛耳っている(千吉、羽衣) | 創業時から(一般向け)「仏具製造」も行っていた | ||
張出 関脇 | 張籠「奈良吉」(創業)慶長年間(1596〜) | ||
高倉通三条上ル | |||
現在の営業状況は不明につき=>張出とした | |||
小結 | 「長五郎餅本舗」(創業)天正15年(1587) | 工具「伊勢屋」(創業)慶長3年(1598) | |
一条通七本松西入ル | 寺町通三条下ル | ||
秀吉との縁を重んじて、北野天満宮に茶店を出している | 店構えも、店名も「あるーぢぇ伊勢屋」と現代風に変更 |
番付 | 西 | 御免 | 東 |
前頭1 | 「木村新造装束店」(創業)慶長5年(1600) | 「平楽寺書店」(創業)慶長7年(1602) | |
小川通丸太町上ル | 東洞院通三条上ル | ||
店構えを見ると、老舗とは見えないですが | 建物は国登録有形文化財だったが、平成29年(2017)解体された。新社屋で老舗は続く | ||
前頭2 | 「永楽屋」細辻伊兵衛商店(創業)元和元年(1615) | 鐘美堂「永松仏具店」(創業)慶長8年(1603) | |
室町通三条上ル | 寺町通錦小路上ル | ||
綿布商から始まり、今は「手ぬぐい」が評判 | 創業以来ずっとこの地で商いしている | ||
前頭3 | 御釜師「大西家」(創業)元和6年(1620)頃 | 「三條本家みすや針」(創業)元和元年(1615) | |
釜座通三条下ル | 三条通河原町西入ル | ||
今は「大西清右衛門美術館」になっている | 通り名わらべ唄にも出てくる御用針司。 | ||
前頭4 | 干菓子「亀屋伊織」(創業)寛永3年(1626) | 「伊豫又」(創業)元和3年(1617) | |
二条通衣棚西入ル | 錦小路通麩屋町西入ル | ||
渋い暖簾の歴史的意匠建造物 | 錦市場の古手、鯖寿司は今でも美味い | ||
前頭5 | 御州濱司「植村義次」(創業)明暦3年(1657) | 「金高刃物老舗」(創業)寛永20年(1643) | |
丸太町通烏丸西入ル | 六角通東洞院西入ル | ||
今でも四季に合わせた「州濱」を作っている | 「池坊」の前で家元用達花鋏を作り続けている | ||
前頭6 | あわ餅所「澤屋」(創業)天和2年(1682) | 「雨森敬太郎薬房」(創業)正保5年(1648) | |
今出川通御前西入ル | 車屋町通二条下ル | ||
北野粟餅はもっと古くから売っていたかも | 車屋町を歩けば誰もが足を止める | ||
前頭7 | 「大市」(創業)元禄年間(1688〜) | 御菓子調進所「松屋常盤」(創業)承応年間(1652) | |
下長者町通千本西入ル | 堺町通丸太町下ル | ||
昔ながらの土鍋すっぽん料理が楽しめる | この店のきんとんは京都一 |