京都小事典
新明解国語辞典第四版では
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面白い語釈が読めると評判の新明解国語辞典第四版(「第四版」以外は普通の辞書です)。これまでも時折京都小事典でも引用してきたが
「全語句」について「新明解国語辞典第四版」ではどう語釈しているのかをまとめてみた。
- 本ページで引用するのは第38刷です(第4刷以前の方が断然面白い、以降は少し「過激度」が少なくなっています)
- 引用語釈は緑字で表示しています。
- 第四版をお持ちでない方もおられるでしょうから、紹介を兼ねて「京都小事典」に非掲載の語句についても、いくつか本ページに掲載しました(【 】を付けてあります)。
(索引) あ か さ た な は ま や ら わ
- あ このページの索引へ
- 上ル下ル入ル
- 上る(あがる)=京都では街区に沿って北へ行くことを指し云々
- 下る(さがる)=京都では「南へ行くこと」を指し云々
- 入る(いる)=「はいる」の雅語的表現。
- 愛宕山
- (飴)
- しゃぶって食べる、甘い菓子。米・いもなどの澱粉質を糖化したもので、よく粘る。[狭義では、水飴や棒状のものを指す]
- (十六夜とは)
- (いざよい)=[ためらう意の雅語の動詞「いさよふ」の名詞形の変化]陰暦十六日の夜(の月)。普通、「十六夜」と書く。
- (番外)伊勢神宮の成立
- 伊勢神宮=三重県伊勢市にある皇室の先祖を祭る神社。内宮と外宮との総称。
- 「皇室(=天皇(とその一族))の先祖」と“サラッ”と逃げている。「誰を祭っていると言わない」ところが上手い。
- (逸文集成)
- 逸文=逸書の一部分が、他の本に引用されて今日残っているもの。[佚文]とも書く。
- 井戸水
- 井戸=[「と」は所の意]底流する地下水を汲み上げて生活に利用する仕掛け。
- 【稲荷】
- もと、穀物の神を祭った社。後世は、多く・邸内(地域内)の守護神とされる。赤い鳥居の有る社。[キツネは、その使わしめ]
- 磐座
- (院政)
- 昔、天皇に代わって・上皇(法皇)がその御所で政治を行ったこと。
- 宇治陵
- (京の)うどん
- 江戸時代の京都−都名所図会
- 都=@皇居・(政府)の所在地。A「都会」の意の雅語的表現。[狭義では、何かを特徴とする都会を指す。]
- 名所図会=絵入りの名所案内。
- 応仁の乱
- 小倉百人一首の女性たちの役職
- 小倉百人一首=天智天皇から順徳天皇の時代に至る百人の歌人の歌を一首ずつ選んだもの。歌がるたに用いられる。
- 一般名詞的な語釈になっているが、実は「藤原定家が撰した歌集」で固有名詞、だと思う。
- 朮詣り
- 朮=山野に生える多年草。秋、白または淡紅色の頭状花をつける。白毛に包まれた若芽は食べられる。根を干して屠蘇散に入れたり健胃剤としたり蚊いぶしに使ったりする。[キク科][蒼朮、白朮]とも書く。
- か このページの索引へ
- 外郭九門
- 【快挙】
- よくぞ・やってくれたと他から文句無しに称讃を受ける、すばらしい行為。
- (広辞苑第六版の)「胸のすくようなすぐれた行い」より、わかりやすい語釈、だと思う。
- 街道
- 顔見世
- 顔見せ=一座の役者がそろって見物人に顔を見せること。普通、「顔見世」と書く。
- (平安京での)合戦
- (桂離宮)
- (平安時代の)貨幣
- 貨幣=もと交換のなかだちとして案出されたもので、支払いの手段・価格の標準として、政府・中央銀行が一定の形や模様に作って発行した、金属片または紙幣。
- 平安時代は「中央集権国家としての権威」を示すのが主目的だったようです。
- 【家宝】
- 失ってはならないその家の宝。
- 「広辞苑第六版」は「家の宝。家に伝わる宝物」と素っ気ない。
- (京都市内を流れる)川
- 川=地上のくぼんだ所へ集まって、自然に流れる水(の道)。「河」とも書く。
- 看板(京都の街角写真から)
- 看板=屋号・取扱い商品名など、客商売の店などで人目に付くように示すもの。
- 気候(京都の気候)
- 気候=[候は五日、気は三候の意]ある土地の、長期間にわたる気温・晴雨などの状態。
- 北山と洛北
- 北山=北の方の山。
- 洛北=都の北(の地域)。[わが国で、京都の町の北の地域の特称]←→洛南
- 「北山」は一般名詞になっている。「北山文化」はどう語釈するのだろうか。
- 京ことば
- 言葉=その社会のメンバーが思想・意志・感情などを伝え合うために伝統的に用いる音声。また、その音声による表現行為。
- 京都古寺巡礼-統合索引(50音順)
- 古寺=歴史の古い寺。(漢語風には「古刹」)
- 巡礼=幾つかの決められている聖地や霊場を順次参拝して歩く・こと(人)。
- 予め「参拝する古寺」を決めておいて、それらを順に参拝するのが古寺巡礼。
- 「ゆきあたりばったり」で参拝するのは、巡礼とは言わない。
- 京都市
- 市=地方公共団体の一つ。人口五万人以上で、都市としての条件を揃えているもの。
- 京都市内町名の冠一覧
- 冠=@頭にかぶるものの総称。A部首の分類の一つ。字の上部にかぶせる形。
- 京都市にある近代建築
- 近代=現代に近い時代。[広義では、現代をも含む。また、歴史の時代区分で、近世または中世に続く時代。日本史では欧米文明の影響を受けた明治以降]
- 建築=建物を作る・こと(技術)。また、作られた物。
- 京都市にある西国三十三所観音霊場
- 西国三十三所=京都を中心とする三十三か所の観音巡礼の霊場。
- わざわざ「観音霊場」と付けなくても、「西国三十三所」だけで良いとの語釈のようです。
- 「京都を中心とする」としているところがミソで、京都市(京都府)以外にも「観音巡礼の霊場」はあります。
- 京都市にある天然記念物
- 天然記念物=わが国の学術研究上価値が高いものとして、法律で保護を指定された動物・植物・鉱物。
- 京都人の密かな愉しみ
- 京都タワー
- 京都中華思想
- 中華=[外国との交渉が少なかった時代に]自国を、世界の中心に在る、最もすぐれた国とみなしたこと。「中華思想」
- 京都の空間
- 空間=そこを満たしている固体や液体がなにも無い・場所(広がり)。あるいは、←→時間(物質が存在し種種の現象が起こる場所としての)上下・左右・前後の三次元にわたる無限の広がり。
- 京都の三角点
- 三角点=三角測量の基準として選ぶ、決まった地点。地上に目じるしの石を置く。
- 京都の鉄道
- 鉄道=レールの上を車両を走らせ、人・荷物を運ぶ運輸機関の総称。また、その設備。
- 京都の仏像
- 仏像=[礼拝の対象としての]ほとけ・鬼神などの彫刻像や画像。
- 京都の街角写真
- 町=(「街」とも書くのは)商店などが表通りに集まって一区画をなしている土地。
- 角=道がそこで他の道と交差したり、鋭角的に曲がっている所。
- 京都百名山
- 京の青色
- 青=@三原色の一つ。秋晴れの空の色。A深い海の色。緑。B[馬の]つやの有る黒い毛色。また、その馬。
- 青は難しく「新明解」も手を焼いている。緑も黒も「青」か。さらに「白馬」は「あおうま」と読み「白い毛色の馬」と語釈している。緑も黒も白も「青」か。
- 京の赤色
- 赤=三原色の一つ。人間の血や、燃える火の色。[広義では、紅色・桃色・だいだい色などをも含む]
- 京のいっぴん物語
- (京の七口)
- 口=外・(中・奥)に向かって開いていて、そこから出入り・(出し入れ)する所。
- 京番茶
- 京野菜
- 京菜=京都原産の、漬け菜の一つ。葉の切れ目が細かい。みずな。[アブラナ科]
- 御苑と御所
- 御苑=皇室(所有の)お庭。
- 御所=[もと、皇居の意]昔、天皇・上皇・皇后などの敬称。または、その御座所。[広義では、親王家・将軍家・大臣家についても言った]
- キリスト教会(京都の街角写真から)
- キリスト教=キリストを教祖とする唯一神教。絶対唯一の神によって魂の救いを得ようとするもの。
- 銀閣寺道
- 道=地面のうち人や動物が往来を繰り返すうちに踏み固められた、ある幅を持つ長いつながり。また、公共の往来・使用のために人為的に開発・整備された地面。
- 近畿と関西
- 畿内=@明治以前、皇居付近の直轄地。A京都に近い五か国の称。山城・大和・河内・和泉・摂津。
- 近畿=[もと畿内に近い国の意]京都・大阪二府と、奈良・兵庫・和歌山・滋賀・三重の五県の称。
- 関西=[昔、逢坂山の関から西の地方の意]京都や大阪(を中心とした)地方。[←→関東]
- 「どこまでの西か」はっきり言わない。九州は含むのか。
- 空也の足跡
- 空也念仏=節おもしろく念仏を唱え、鉦やひょうたんをたたいて踊るもの。踊り念仏。[空也上人が始めたという]
- 具注暦
- 暦(こよみ)=その日は何曜で、どういう行事が有るか、また吉凶・月齢や日の出・日没・干満の時刻などを、一年を単位として、日ごとにしるしたもの。
- (国一揆)
- 一揆=[「揆」は、はかる、つまり同意・一味の意][代官や守護などの横暴に対して]土民が団結して自己防衛に立ち上がったこと。
- 恭仁京
- (夏安居)
- 夏安居=[仏教で]あんご。
- 安居=[(見習い中の)僧が]夏の三か月を室内にこもって修行すること。[夏安居(げあんご)とも言う]
- 夏至を過ぎたころ耳にする聞き慣れない言葉
- 夏至=二十四(節)気の一。陽暦六月二十二日ごろ。北半球では昼が最も長く、夜が最も短くなる。
- 皇居
- (平安時代の)皇后
- (平安京との)交通路
- 交通=人や乗り物が道路や線路を通って、行ったり来たりすること。
- コーヒー店
- コーヒー=「コーヒーの木[南方産のアカネ科の常緑小高木]」の種を煎って粉にしたもの。熱湯を通すなどし、砂糖・牛乳などを加えたりして飲む。特有の香気と苦みがある。「珈琲」は音訳。
- (五畿七道)
- 昔の日本全国の呼び名。五畿内と七道。
- 畿内=@明治以前、皇居付近の直轄地。A京都に近い五か国の称。山城・大和・河内・和泉・摂津。
- 七道=江戸時代まで畿内と共に日本の国土の主要部分を形成した地域の称。東海・東山・北陸・山陰・山陽・南海・西海道の七つ。
- 国風文化
- 国風=その国独特の風俗・習慣(を反映した詩歌・俗謡)。
- 五山
- 臨済宗の五大寺。京都では、天竜寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺を指し、鎌倉では、建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺を指す。[南禅寺は京の五山の上]
- (五色豆)
- 五色 =青・黄・赤・紫・緑などの美しい色。
- 五色豆=青・赤・黄・白・黒の色をつけて砂糖をまぶした豆。
- 五重塔
- 五重の塔=七堂伽藍の一つ。各階に屋根を設けた、五階建ての塔。
- さ このページの索引へ
- 斎院
- 西京の読み方
- 西京(さいきょう)=西の都。[江戸を東京と言うのに対して]京都。
- 西京区は「にしきょう」区、西京漬は「さいきょう」漬、と読む。
- 京都の人は「京都のことを西京」とは言わない。
- 酒場(京都の街角写真から)
- (京都の)桜の名所
- 桜=堤・道わき・公園・庭に植える落葉高木。春、一面に美しく咲く薄紅色の花は国花。材は建築・家具に使う。品種が多い。[バラ科]
- 名所=(景色・古跡などで)有名な土地。
- 【雑草】
- 里内裏
- (鯖街道)
- 鯖=中形の海産魚。大体の形はカツオに似て、背中に青黒いしま模様が有る。食用。[サバ科]
- 【座右の銘】
- 常に自分を高めようと心がける人が折に触れて思い出し、自分のはげまし・戒めとする言葉。
- (山紫水明)
- 3府県境
- (時雨亭)
- 時雨=秋の末から冬にかけて、空が一面に曇りひとしきり降ったかと思うと、またやんだりする雨。
- (地獄の冥官伝説)
- 地獄=←→極楽[仏教で]六道の一つ。苦痛の無い天国に対比して、罪悪を犯した人が死後に行って苦痛にあうといわれる所。
- 賜姓源氏
- 源氏=(武士の代表としての)「源氏(みなもとうじ)」の音読。
- 「賜姓源氏」に記述したように、元々の「源氏」は武士ではなく公家であったはずです。
- (平安人が残した)辞世の和歌
- 辞世=[この世に別れを告げて死ぬ意]死にぎわの感想などを詠んだ、詩や歌など。
- この語釈は、私の分類では【死際の感慨】に相当する。辞世の和歌は「もっと多様」かと思います。
- 地蔵盆
- 地蔵=[地中の蔵の意]釈尊の死後、弥勒菩薩の出現までの間、衆生を教化・済度する菩薩。日本では、旅人や子供を守ると言われる。地蔵菩薩。地蔵尊。
- (紫竹)
- (七道駅路)
- 七道=江戸時代まで畿内と共に日本の国土の主要部分を形成した地域の称。東海・東山・北陸・山陰・山陽・南海・西海道の七つ。
- 駅路=宿場から宿場へ通じる道。
- 老舗番付(京都の街角写真から)
- 老舗=[為シ似せ、つまり父祖の方針を守って踏み外さぬようにする意]先祖代々の事業を守って(繁盛して)いる店。
- 番付=[すもうで]強さによって、各力士の地位と順位を決め、行司・年寄なども加えて書いた一覧表。
- 【主婦】
- 家族が気持ちよく元気に・仕事(勉強)が出来るように生活環境を整え、食事などの世話を中心になってする婦人。[主として妻に、この役が求められる]
- 主婦は偉い。なるのは相当難しい。(広辞苑第六版の)「一家の主人の妻。一家をきりもりしている婦人。女あるじ」なら、だいたいの人がなれるのですが。
- (紫明)
- (聚楽第)
- 上京と上洛
- 上京=[もと、地方から京都へ行く意]東京へ行くこと。←→離京
- 今でも京都の区役所に「東京からの転入手続き」をしようとすると『地方からの転入ですね』と言われます。
- 上洛=地方から京都へ行くこと。上京。入洛。
- (将在消看板(京都の街角写真から))
- 商店街(京都の街角写真から)
- 上生菓子
- 条坊制
- (醤油)
- 助数詞の時代変化
- 助数詞=[日本語や中国語で]算えられる物がどんな種類の物であるかを表わす、下位の造語成分。[物によって使う言葉が異なる]「一枚・二台・三脚」などの「枚・台・脚」。
- 除夜の鐘
- 神社と神宮と大社
- 神社=神を祭ってある建物。やしろ。
- 神宮=神社の中で、特に、「神宮」の号を奉って国家が尊敬したもの。[狭義では、伊勢の神宮を指す]
- 大社=第一等の格式の神社。[狭義では、出雲大社を指す]
- (酢)
- わずかに酢酸を含む、液体の調味料。すっぱい味をつけるのに使う。
- 征夷大将軍
- 蝦夷討伐のためにつかわされた将軍。あるいは、兵馬の権力を握った、幕府の主権者の職名。
- 【西域】(せいいき)
- 中国の玉門関・陽関から西の地域一帯の称。主として今の新疆ウイグル自治区。さいいき。[広義では、ペルシア・シリア・エジプト方面までを含んだ]
- (平城京時代の)政変
- 政変=通常のルールによらない、政権の交替。
- 平城京時代は「ルールがなかった」から、この語釈では「政変」は説明しきれない。「将来の政権つぶし=皇太子殺害」も政変と考えたい。
- 世界遺産
- 世界=人間が住んでいたり行って見たりすることができる、すべての所。[狭義では、地球上に存在するすべての国家・住民社会の全体を指す]
- 遺産=先人の残した業績や文化財。「文化遺産」
- 石碑(平安京)
- 石碑=その土地に関係のある人や物事を永久に記念するために、必要な事柄を彫りつけて建てた石。[狭義では、墓石を指す]
- 銭湯(京都の街角写真から)
- 銭湯=「ふろや」の俗称。
- 「銭湯」は「俗称=正式でない名称」なのか。銭湯の正称は、風呂屋なのか。
- ふろや=「風呂屋」。入浴料を取って一般の人びとを入浴させる浴場。
- (街角で拾った)専門店
- 専門=その事を研究・担当するだけで、他の部門にはかかわらないこと。また、その科目・事柄。
- この語釈だけだと、「専門店」は適切な用語ではなくなってしまう。
- (ソース)
- 疏水道
- 疏水=灌漑・発電などのための水を通す目的で、土地を切り開いて設けた水路。「疎水」とも書く。
- (京の)蕎麦屋
- 蕎麦=[←そばむぎ。「そば」は角の有る意]畑に作る、茎の赤い一年草。実からそば粉をとる。[タデ科]。あるいは、[←そばきり]ソバの実の中に入っている白い粒を粉にしたものを水でこねて延ばし、細長く切った食品。ゆでで食べる。[狭義では「日本そば」を指し、広義では「中華そば」も含む]
- た このページの索引へ
- 大将軍
- 大内裏
- [平城京・平安京の]皇居とその周囲の諸官省のある区域。
- 大文字
- [←大文字の火]八月[陰暦七月]十六日の夜、京都市東山、如意岳の中腹に、大の字の形にたく、かがり火。
- 「妙法、船形、左大文字、鳥居形」は切り捨てられている。残念。
- 内裏
- 昔、皇居と、それを中心とする周辺の建物の称。[天皇の称としても用いられた]
- 太政大臣
- 太政官=現在の内閣に相当する、江戸時代までの、朝廷における最高官庁。[(中略)長官は太政大臣]
- 橘氏を盛り立てた2人の女性
- 橘=コウジの古称。
- コウジ=[柑子]昔の人が食べたミカン。現在のミカンより小さくて、すっぱい。
- ((中世までの)旅日記)
- 旅=自宅を離れてある期間ほかの土地で・不自由に(のんびりと)暮らすこと。
- 「暮らす」とあるから、あまり短い期間のものは旅とは言わないということらしい。
- 日記=自分の出会った出来事や感想などを一日ごとに書いた物。あるいは、日記を書くための帳面。
- (中央分水嶺)
- ((平安時代の)中宮)
- 平安時代、皇后の称。[二后並立以降は、皇后に次ぐ嫡妻の称]
- 「平安時代」と注釈が付けば、それほど違和感は無い。
- 長講堂
- 調味料
- 調味のために使う塩・しょうゆ・砂糖・みりんなどや香料の総称。
- 千代の古道
- 千代=「千年」の意の雅語的表現。非常に長い年月。
- 古道(こどう)=昔作られた道(の跡)。
- 通称寺
- 通称=正式な名前でないが、一般に通用している名前。
- 寺=僧が住んで、仏像をまつり仏道を修行し、また、仏事を行うところ。
- 「月と京」に関する断章
- 月=地球の衛星。太陽の光を受けて、(夜)輝く。太陽に対する位置によって、種種の形を見せながら、約一か月で地球を一周する。
- 京=@みやこ。A京都の特称。
- 断章=詩文の断片。
- 徒然草に出てくる「京都の光景」
- つれづれ=する事が何も無くて、どう時間を過ごしてよいか苦しむこと。手持ちぶさた。古来の表記は「徒然」。
- (京都市の)伝統産業
- 伝統=前代までの当事者がして来た事を後継者が自覚と誇りとをもって受け継ぐ所のもの。
- 産業=[生業、すなわち世渡りの仕事の意]生産に従事する事業。
- 天皇-索引
- 天皇=日本の象徴としての君主。[俗に、その世界で非常に勢力の有る人の意にも用いられる。法王]
- 「現在では」と注釈を付けてくれれば、なお良かった。
- 頭中将
- (ドーナツ)
- 小麦粉に砂糖・バター・卵などを加えてこね、自動車のタイヤ形・(球形)にして油で揚げた洋菓子。ドーナッツ。
- 通り名わらべ唄(丸竹夷)
- 通り=「道路」の意の和語的表現。
- わらべ歌=昔から、それぞれの地方で子供たちの間で歌われてきた歌。
- な このページの索引へ
- (平安時代の)内親王
- 内親王=天皇の女の子または孫。
- 平安時代は「親王宣下制度」があり、親王宣下されない女子は「内親王ではなかった」。現在は「二世孫」までは機械的に宣下される。
- (夏越大祓)
- 夏越=[邪神を和めるの意]多く陰暦六月末日の神社で行われる神事。おはらいの目的で、参詣人に茅輪をくぐらせる。[夏越の祓]
- 生菓子
- あんやクリームなどが使ってあり、長持ちのしない、和菓子やケーキ類の総称。←→干菓子
- 難読町名
- 難読=それを構成する一つひとつの文字は必ずしも、むずかしくないが、全体でどういう(よみの)語を表わすものであるかが、初めての人には分かりにくいもの。固有名詞や動植物名などの表記に多い。「フッサ」を「福生」、「ニゴリゴ」を「濁河」と書くなど。[難読字、難読駅名]
- 西京区
- (西陣織の専門店) added 2022.5.5
- 西陣=[←西陣織]京都の西陣で作られる精巧な織物。
- 「西陣」だけでも「西陣織」を指す、ということらしい。
- 【西日本】
- 日本の西半分。静岡県の浜名湖付近から、新潟県の親不知付近を結ぶ線の西の地域。[狭義では、九州だけを言う]←→東日本
- いろいろな意見がありそうです。近畿と関西も参考にしてください。
- (女官、女房)
- 女房=[もと「女官の部屋」の意]古くは宮中の官女や貴族の侍女を指し、後、広く庶民の妻を指す。
- 女官=昔、宮中に仕えた、内侍・命婦・女蔵人などの身分の高い官女。にょうかん。
- (後の月)
- 乗り物乗換
- 乗り物=客などを乗せて運ぶ交通機関。電車・汽車・バスなど。[昔は、駕籠を指した]
- 乗換=乗り換える・こと(ための別の乗り物)。「乗換駅」
- 暖簾(京都の街角写真から)
- 暖簾=[「のんれん」の変化形「のうれん」の変化。「のん」は「暖」の唐音][商店で]屋号を書き、店(の軒)先に張って下げる、日よけの布。
- 屋号=商店や歌舞伎役者などの、家を指す呼び名。
- は このページの索引へ
- (京都の)花のいろいろ(月ごとの花)
- 花=植物の茎・枝の先に時を定めて開く物。多くは、きれいな色といいにおいを持ち、他と識別される。[日本では桜の花が代表だが、古くは梅の花を単に「花」と指した]
- 番組小学校
- 番組=放送・演芸・勝負事などの組合せ。また、その順序、出場者の役割などを書いたもの。
- 京都の番組はこの語釈ではない。もはや「京都の語釈(ある目的のために編成される各組)」は「死んだ解釈」か。
- (半夏生)
- 半夏という薬草の生えるころ。夏至から十一日目。七月二日ごろ。
- いろいろな説があるようです。「夏至から十一日目」というのは共通している。
- 干菓子
- [保存がきくように]水分を少なめにして作った和菓子。←→生菓子。「乾菓子」とも書く。
- 見た目の語釈はこれでよいが、お客に菓子を用意する立場からするとどんなお茶が合うかが、生菓子との対比になる。
- 非観光寺(京都の街角写真から)(Non-sightseeing Temples in Upper area of Kyoto City in English)
- 観光=ふだん接する機会の無い風光・名所などを見物すること。
- 美術館・博物館(京都の街角写真から)
- 博物館=その部門の関係資料を系統的に集めて並べ、一般の人びとに見せる所。
- 美術=[文芸や音楽と違って]色や形により美を表現する芸術。絵画・彫刻・建築・写真・書道・工芸など。「美術館」
- 【左】
- アナログ式時計の文字盤に向かった時に、七時から十一時までの表示の有る側。
- 語釈が「とてもユニーク」。言われてみれば、という感じもするが、語釈が少し長い。
- (風致地区)
- 風致=[都会人の目を楽しませるものとしての]森林・河川など、自然界の美しさ。「風致地区」
- 私の住んでいた「京都の家」は「風致地区」にあった。
- 不介入主義
- 分水嶺
- 分水=降った雨水が、山の背をはさんで、川となって反対の方向に流れること。「分水嶺」
- 平安時代末期の摂政・関白
- 関白=[万機に関係して申し上げるの意]昔、天皇を補佐した、最高位の大臣。
- 摂政=天皇が・幼少(病弱など)の時、代わって政治を行う・こと(人)。
- (方丈記)
- 方丈=[一丈すなわち、約三メートル四方の狭い部屋の意]寺の中にある住持の居間。[狭義では、その寺の住持を指す]
- (ボーロ)
- 小麦粉に鶏卵を入れて軽く焼いた、小さいたまの形をした菓子。ボール。
- 蛍
- 水辺に住む、舟の形をした小形の昆虫。夜、腹の端から青白い光を出す。[ホタル科]
- 本能寺
- ら このページの索引へ
- (洛西の読み方)
- 洛西(らくせい)=都の西(の地域)。[わが国では、京都で、鴨川の西の地域の特称]←→洛東
- 「新明解」もとんでもない間違いを記述している。これでは「四条河原町も京都御苑も」洛西になってしまう。
- 京都市役所は「洛西(らくさい)支所」と読ませている。
- 羅城門
- 冷泉
- 【恋愛】
- 特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人だけで一緒に居たい、出来るなら合体したいという気持ちをもちながら、それが、常にはかなえられないで、ひどく心を苦しめる・(まれにかなえられて歓喜する)状態。
- 路地と図子
- 路地=ろじ=茶室への通路。あるいは、家と家との間の狭い通路。
- 京都ではろうじと言う(そのため六地蔵より先に書く)。
- 「図子」は出てこない。
- 六地蔵
- 六孫王
- 路面電車
- 路面=[人も歩き自動車も走る]道路(の表面)。「路面電車」